日記

もうひとつの「Surréalisme /超現實主義」としての「MINGEI /民衆的工藝」運動

二〇世紀における それまでの日本思想の 反省と改善 高みと深まり 子どもとおとな ひとと他の生きもの あるいは 鉱物のような無生物と神秘 それぞれの両面 死者と生者 双方の力を表象し 代表する 宮澤賢治 ジャン・ジュネが 聖ジュネであるように 宮澤賢治は …

隠遁私記。「さあ 濁世は終わった」柳宗悦とヴェイユ*研究へ(閑かに)潜航しよう。

払暁 遠くユーラシアから飛来した 郭公が啼く 冥き世も 鳥啼魚の目は泪 クラキヨモ トリナキウヲノメハナミダ 寂然たる五月の風光に おもうことあり ふりつむ俗塵を 温泉浴/コズミックサーフィンにて はらい しずかに 閑かに 密やかに さらに深く 隠棲しよう 地底放浪…

SELF-POLLUTION CABINET /《 自瀆内閣 とその時代 》を 罵倒観音 として罵詈讒謗する/笑。

旧いCOD /コンサイスオックスフォードディクショナリーの定義によれば Masturbation は SELF-POLLUTION とある セルフ・ポリューションとは自らを汚すことであり おそらく その邦訳として 明治期に「自瀆」は造語された 類語としては「瀆職」のほか 『溝瀆に縊る/コウトクニクビル』があ…

「完璧な飼育」もしくは、「黄色いアンクル・トム」の快適な檻の日々 。。

完璧な文章は存在しなくても 完璧な飼育は存在する 奴隷に 奴隷と気づかせず 玩具を与え 考えさせず ひたすら 新聞 TV あるいは 週刊誌 で 日本は良い国 立派な国 日本人は優秀だ 世界一だと のべつ幕なし 朝から晩まで護摩を焚いて 護摩の灰 胡麻の蝿でしか…

「素晴らしい狂気を帯びた『夢」の残留思念』 それを aggressive に記録する 。。。

少女の母親が落札して いま一五歳のデリラが使っている 写真家 Mapplethorpe 旧蔵 ジオ・ポンティ が製作した writing bureauについて ペダンティックかつ閑雅に述べるつもりだった が ダガダガダガガガガ 今朝方 脳内を訪れた 狂おしく猛烈な夢は 典雅とか …

虚無の洗濯機::Mies van der Rohe から パティ・スミスへの旅 。。。

何年前の夏だっただろう パティ・スミスの二枚組Best『LAND』 を 頻繁に聴いていたのは Dancing Barefoot Rock 'N' Roll Nigger Gloria が とても気分だった 夏の初めの乾いた神経にぴったり来るリズムと音 いらついた声も その季節には 妙に吻合した 「遠慮…

“ It's a bit too early ” 朝からギムレットでも平気な人物が贈る 春のクリスマス譚。

数あるクリスマス物語の 最高峰は ぼくに 云わせると カポーティの『クリスマスの思い出』だ ところが ごく最近 最上等のクリスマス エピソードにして 真の子どもによる卓抜な「サンタ・クロース理会 / 解釈」そう思えるものを 得た その清冽な感銘を 記録し…

辛辣な茶番劇 。。。 「逆」集団就職としての「集団無職列車」を攻究する。

崩壊する国家を象徴するようなインストゥルメンタル『君が代』 そのあと演奏される 熱と癖のある名唱『達者でナ』 矢野顕子 一九七六年のライブアルバム『長月 神無月』 はヘヴィーローテーションした愛聴盤だ 二一歳の彼女がどのような気持ちでこの古い大衆歌謡を歌っ…

中村元 先生 Toshihiko Izutsu 、そして ロバート・フランク 。

中村元 先生の『東洋人の思惟方法』上巻を読み始めた ・ ・ ・ (こころから敬慕 尊信している 柳宗悦 も 井筒俊彦 も あるいは宮澤賢治も 遠慮なく無敬称だが 中村元 氏にだけは なぜか つい「先生」を付けてしまう / 笑。) 上巻は1948年5月刊 定価 「参百…

《 培養された「愚民民主主義」 と その病巣、壊疽組織 》

新聞 テレビには 口が裂けても 使えない言葉がある ホントだから いえない こと それは 差別用語として 禁忌された 「きちがい」 や 「部落」 あるいは 実態を隠すため 使えない 「財閥」支配 「官閥」支配 「CIA」支配 とは次元のちがう が はるかに 遙かに…

『双極性障害の時代』を読みながら。

《 いまやマーケティングがほぼ完全に優位を占めている。だからこそ第七章で述べたとおり、 製薬会社にとって薬の適用を取ることは、薬を売る権利を得るというより、 病気を売る力を得る上で重要な意味をもつのだ。 そのような意味で市場を獲得するというこ…

『2666』 と 照屋佳信の按瓶 etc. 。

ロベルト・ボラーニョの『2666』を読み始めたのは ちょうど照屋佳信さんの按瓶が届いた日だった 恩納村の奥に位置する登り窯で焼かれ 松江のobjects を介して はるばる到来したそれは そのまま 日本民藝館の二階のガラスケースに入っても不思議ではない なん…

西の私的資本主義も 東の国家資本主義も超えて : JOSEPH BEUYS に学ぶ 。

一九六〇年代後半 あるいは 七〇年代前半に ヨーゼフ・ボイスは こう述べている 《 「政党は何よりもまず、常に一部の特定の国民を代表している。… …やがてそうするうちに特別にお人好しの人々にも、国会が何よりも 党ならびに党役員、ないしは資金提供者た…

宗悦私版 BEUYS カンパネッラ その他の 本。

「本に 若くは なし」 世俗を離れる道具として 酒茶Drug を別にすると 本にまさるものはない 茶酒一如 不二読酔 あるいは 不二睡読 読夢一如 穢土をこころから厭い 濁世からすこしでも離れようと 書と遊ぶ 欣快 法悦は 古今東西 不動にして 命数的な もの(…

「死者と老人」 ふたつの 近未来 。

死者と老人 そう書いたほうが きわだつ なにか が 老人と死者 と 表記するだけで どこか 融和的になる 曖昧に 緩慢に なる 《 誰も知らない 》 死との 識閾 それは 老人が死者にもっとも近い存在 だと 考えられているからだろうか 「死者 と 老人」 「老人 …

あえて 玩物喪志 或いは 極度にどーでもいい事柄として 。

たとえば この写真 は コーア・クリントの4118という 二人掛けソファを 横からみた写真 だが 全体が見えなくても ホントウに 美しいッ と おもう 皮革の色と質感といい 創り出された曲線と 柔らかな色面といい 写真を見ているだけで うっとり する これ…

「ここには 何もない」 寺山修司の ことば より 。。。

・ さあ、フルーツガム・カンパニーは 見たかい? 縁日では何を買った? 世界の美人がやってくるというポスターをたよりに 何か面白いことはないかとやってきた きみたちに いゝことを教えてやろう こゝには何もないんだ! こゝには何もない 退屈は鼠だ それ…

またまた「デクロワッサンス」論  本と出版 流通を通して 極私的に考える。

2012年の出生数は103万3000人だった 2005(平成17)年に106万2500人になって以来 ほぼ100万人+の水準で推移している だが 今年か 2014年には 100万人を切るだろう 仮に出生数が 90万になったとすると 戦後ベビーブーマー時代の三分の一 ということになる こ…

SCHOOL'S OUT FOREVER !! 今こそ 四〇年前の アリス・クーパー 大謦咳を聴け。

TVの視聴を 完璧に絶って 一箇月がたつ 何の問題も ほんの小さな弊害 痛痒すらない 図々しく鈍感で 卑怯かつ悪辣で ツラの皮が厚いだけの 騒々しい 電波芸者「下水溝の漂流物」たちをチラリとも見なくてすむから 連日 とても気分がいい / 笑。 煙草をやめた …

極東グノーシス / デクロワッサンス主義 温泉派 として 「 縮 退 」 を論ず / 笑。

拡大 あるいは 開放された意識にとって 温泉浴とは 惑星内部から湧出しつづける「宇宙胎水」による コズミックなサーフィンである この ガイスト による静止した サーフィンは 波と筋肉の サーフィンより はるかに高度な ものだ 無量の恩を浴みつつ 沈思黙考…

アルテ・ポーヴェラとしての特装版。

みすず書房から 予約していたペーター・ツムトア『建築を考える』特装版が 届いた 五月に出た 普通の『建築を考える』鈴木仁子 訳 葛西薫 装幀 も 美しい本だった が これはNUNO 須藤玲子のクロスを用いた布装 便利堂 コロタイプ印刷によるツムトアの建築ド…

BEUYS TINGUELY RAUSCHENBERG   現代の荒ぶる「付喪神」として。

《 宇宙は限りなく繰り返され、その場その場で足踏みをしている。 永遠は無限のなかで、同じドラマを平然と演じ続けるのである。》 『天体による永遠』を そう結んだ ブランキほどではないが ぼくにも 見えてしまった「ペシミズムの深淵」がある あの 了知 /…

五人載せた戸板を 二人で担ぐ時代が来る 。。。

あまりーも怖すぎて マスメも個人も アンタッチャブル&シカト / 笑。 昨2011年の新生児総数は 105万人 だが 核爆発の衝戟 「フクシマ」の影響が出るのは これから だ 今年か 来年 2013年には 間違いなく100万人を切るだろう 外部被曝内部被曝…

偏狭を脱ごう。  Take off the narrow-mindedness

narrow-mindedness 意味は 狭量 偏狭 狭隘 。 この際 「偏狭を脱ぐ」が 判りやすく 伝わりやすい ひょんなことで 触れた 『鳥学の100年 鳥に魅せられた人々』から 派生的に知った 蜂須賀正氏 の名前と事迹 結局のところ 山科鳥類研究所に遺される 日本の鳥学…

「死すべき 滅ぶべき」人類の一員として。

四〇年前にこう書いている 《 こんな夢想をする事があるんですよ、 今望み得る最高のユートピアとは人間が一人残らず消滅することではないのかって。 同時刻に総ての人類が地球上から蒸発するのは、 真の平等という言葉に価する唯一最大のヴィジョンではない…

敗戦『廃残』国民に告ぐ。「君たち ホントに 大丈夫か」

日本は この国は 完全に敗北した それも最悪最愚 倨傲白痴の負け方「オウンゴール」によって 逃げる気概も叡知も行動力もないから 頓挫滞留するだけで 逃走する「精神/ガイスト」があったなら 一億人が全力で潰走するだろう 恐怖を覚え 驚愕狼狽 震える伝説的レ…

俗人 俗物 俗流 化 。。。蔓延する小市民感覚/Snobbism を太虚に嗤う。

大藪春彦だったら この事態を どう考え どう表現しただろうか このところ ときおり大藪春彦のことを思う きだみのる 大藪春彦 高橋悠治 一見するとまったく脈絡のない 三人の名だが 生涯にわたって 小市民化 俗物化しなかった 稀有なタイプの 反抗する 敗戦…

透明で うすく淡い「アンフラマンスな悪意」にも似た哀しみ として。

ある意味 独ソ戦を象徴する歌曲 と同時に 連邦赤軍のロケット・ランチャーの愛称が「カチューシャ」だった それを ドイツ語で歌った『Katyusha』がある 青い諧謔性 熱い冷笑 隠された攻撃性 秘められた暴力性 喪失され 改竄された過去 詐取された未来 。。。…

地獄の幽霊船 操縦法。 古人それを呼んで『霊操』という …… Capitaine Nemo/ Gnosis

潜航する思念 想念のバトルシップに「音楽を艤装する」試み ☆ ☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆ この「無意味」あるいは狂気や痴呆とも混同されそうな「霊的」試行は ルパート・シェルドレイクによる「形態形成場仮説」を実践的に継承し 穢土の霊…

継続する日本占領と「プロレタリア文化大革命」に関する 少し古風な素描。

書架からは『周恩来選集』 コレクションケースから『毛主席語録』と『プロレタリア文化大革命の重要文献集』その他 を 取り出した 机上のYou Tubeでは『中国女』 まだ一〇代だったアンヌ・ヴィアゼムスキーの懐かしく若々しい表情を再生 。。。 J. L. G. 『中…