2016-01-01から1年間の記事一覧

意識と霊性を急速潜航させる 。。

Plain living and high thinking 「簡素に暮し 高度に考える」 古いワーズワースの詩の一節 ぼくもそのように生きてきた しかし 世界は二〇〇年前とまったく様相を変え すでに限界を超え 狂っている 氾濫する欲望と暴走する狂気 無明の波動は放射能のように…

サヨウナラ「嘘と偽りの民主主義」

石板食堂で朝の珈琲を飲みながら 「題目民主主義」という言葉を思いついた 題目だけの民主主義 ナム ナムミンシュシュギ 南無 南無民主主義 敗戦による無条件降伏以来 ウソで固めた六字の名号である ニッポンは この文字だけ 口だけ民主主義の 人権感覚もな…

「AI」からのウィンク あるいは「超知能」への伝言 。。。

「欲望」は加速度的に進化する 産業革命以降 大量生産 大量販売に目覚めた 重篤悪辣な商業資本主義と「流行」および「進化論」の野合 このあたりから 「進歩」を最大善とする現代の狂気が始まった その欲望と進歩に 挟まれたナルシーな三角州 暴力的な巨利を…

 「虚無と月影」。。

絶望と正義は似ている とてもよく似ている その空虚さと虚妄性において まるで双子の詐欺師のようにそっくりだ どっちも実体はなく 絶望感や正義感のみが存在する そして どちらかといえば稚拙で雑駁 子どもっぽい概念だが ネズミ捕りのような働きをする 単…

「隠居」論 あるいはデクロワッサンスについて 。。

「隠居というのは 祝儀不祝儀に欠席しても 許される存在なんですよ」。。。 これは 吉行淳之介さんから聞いてとても印象にのこった ことば 俗世間や堅苦しいことの嫌いなものには天啓のような言葉だ 一九八〇年代前半だったから 吉行さんはまだ六〇歳になっ…

 見栄と世間体が、文明社会をつくった 。。。

図書館から リクエストした『最後の「天朝」』が準備できたと電話 上下2巻本を受け取ってから 丸善に廻り ソースタイン・ヴェブレン『有閑階級の理論〔新版〕』購入 ヴェブレンの文庫帯に書かれていたのが 「見栄と世間体が、文明社会をつくった」である つ…

隱遁そして冬の露天風呂 。。。

「ラテベース」なるものをスーパーのレジ前で 廉く売っていた 魔が差したように「焦がしキャラメル」 一本だけ買った それが甘いものにウルサイ家人にもなかなか好評 。。。 一本128円でもう六本買った ステマではないが たしかに スタバの匂いがする / …

「人魂で行く気散じや冬の原」  北斎に倣って

ギリギリでインポートもできた らしい。。。 しばらく休んで 何を書くか考えたい

Don't Let Me Down

『My Favorite Things』 『Don't Let Me Down 』 『Satisfaction』 『All You Need Is Love』 『Hear My Train A Comin'』 『Hello, Goodbye』

戴冠する幼女/草間弥生    その後 。。

草間彌生さんが来週 文化勲章を受けることになった 八十七歳の草間彌生と昭仁天皇の奇妙な組み合わせは 想像したこともなかった 奇貨を記念して2002年8月のKW 「戴冠する幼女/草間弥生」を再録します 。。。 展観 当時ぼくは三〇歳 草間さんもまだ五〇歳…

老いた故国喪失者はディアスポラを索めて胡乱にウロウロ苦労する 。。。。

昨日の日記では 《 緊急「エクソダス」開始 。。。》として 脱出先に「アメーバブログ」をあげましたが 信頼できるある方に アメーバだけは、、、と 指摘され 超素直なぼくは 早速「はてなブログ」にも『亡命政権樹立 / 隱遁後の雲衣。』 としてここにも登録…

亡命政権樹立 / 隱遁後の雲衣。

一〇数年にわたって母港であり祖国であり 使い慣れた文房具だった「カンクウ」こと 関心空間があと三日で滅亡する 。。。 亡命先としてここを選びました 「グラッパ/古い瓶」「雲衣。」です 《 荒廃し傷んだ自然は あらゆる天然の「暴虐」となって人間存在を…

緊急「エクソダス」開始 。。。

佛教ニヒリズムと老荘アナキズムのあいだに棲む 懶惰で狷介な老怪人 極東グノーシス/デクロワッサンス温泉派も 明日で ながい長い夏休みが終わりになる小学二年生のごとく 半分ベソをかきながらも宿題に着手 亡命政権樹立の準備をはじめました。 アメーバブ…

FILSON   ANATOMICA  TODD SNYDER   SPRUCE

消滅へのカウントダウンは 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 DAYS 。。。 約束されたエグザイル/故国喪失者 ディアスポラ/脱出先の選定も エクソダス/エクスポート作業もしないまま 厚い『料理と帝国』を読んでいる 。。。 副題は「食文化の世界史 紀元前2万年から現代…

戦争の親玉:アルフレッド・ノーベルに捧げる

ホントに『朝日新聞』には馬鹿しかいない この記事をみろ 《 シンガーソングライターとしてカウンターカルチャーの旗手になってから半世紀余り。 ついにメインストリームの芸術家として世界に認められた。》 苦節六〇年かよ !!! さすがに恥ずかしいと見え…

『核戦争を待ちながら』 。。。 ベケットに倣って

A country road . A tree . Evening . 「臨戦態勢下の新解釈」 田舎道とは人の寡い道 つまり無人化を意味する 一本の木とは キノコ雲 核爆発の謂だ 夕暮れとは 世界の黄昏 人類の終焉を指している 。。。 カウントダウンが始まっている 、、、 23 22 21 2…

連休が明けるとイキナリ『気分はもう第三次世界大戦』 。。。

さすがにあまり信じたくない情報だ しかし 鑽仰すべき知性と悟性 データ収集能力と分析力をもつ知見ブログ 『カレイドスコープ』が 米国とロシアの直接対決が迫っていることを今日付けの記事にした 詳しくは読んでほしい 確かに『SPUTNIK』日本語版を読んで…

休日には華麗なる毒物を

なぜ日本人は、生まれながらの奴隷として生きていくことを選んでしまうのか、なぜ日本人は、客観的事実と向き合うことができず、病的な妄想を平気で垂れ流し人々を混乱させ続けているのか・・・ ♫ まっかな太陽 燃えている 果てない南の大空に とどろきわた…

林住亭日乗

サボア・ヴィーブルから正木春蔵の染付の中皿 二点四枚がとどいた お店の表記どおり書くと「染付八角銘々皿」と「染附 松濤文皿」 SAVOIR VIVREといえば まだアクシスビル3Fに移るまえ 六本木のテレビ朝日通りの小さなビルの中二階にあった 師走も暮れかけた…

「臨終」観察日誌

「死は、前よりしも来らず。かねて後に迫れり。」 徒然草 一五五段 寂滅がひたひたと迫る ふとG・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』を思う 。。。 〈新潮・現代世界の文学〉シリーズで読んだ 調べると1983年 もちろん巨匠ガブリエルは生きてい…

『終焉する航海日誌』  消滅点へ向かう遺言状として

約束されたバニシングポイントへ向かっているのは 「関心空間」だけではない ニッポン全体が消滅へ向かって走っている 。。。 ここが消えたあと たとえば 来春までには「出版恐慌」が発生するだろう 書店が次々と消え 雑誌が廃刊に追い込まれ 出版社が倒産し…

The Last Waltz

♬ 十月朔日 とうとう最期の一箇月 神無月がvanishing pointへ向けてスタートした ・ すべてはかりそめにすぎない。おぼえる者もおぼえられる者も。 骨で城がつくられ それに肉と血とが塗ってあり 老いと死と高ぶりとごまかしとがおさめられている ねえ、あん…

『入江相政日記』とサミュエル・ベケット

多木陽介の優れたベケット論 『(不)可視の監獄:サミュエル・ベケットの芸術と歴史』 読んでいると 『入江相政日記』全六巻が届いた この日記が刊行された1990年ころはまだ新聞を読んでいたから 出版時を覚えている すでに四半世紀も前である それがヤフオ…

蒼氓

《 僕等は皆 逆立ちの Dancer 押し黙ったまま ただ 踊る Step も決めず 冷えた身体 揺らすだけ 窓の外は闇 窓の外は 闇 》 山下達郎 『DANCER』 この七〇年代の名作というしかない絶唱は『SPACY』LP 試聴盤で77年に聴いてから 何度聴いても こころ動かされ…

一億人が「ルンペン•プロレタリアート」になっていく社会 。。。

いまや 日本政府は意図的に貧乏人を大量「増産」している 増やすのは まとまったカタマリとして切り離し アッサリ棄民するためである ところが ルンプロ諸君 ルンペン予備軍諸君はそれに気がつかない ルンペンどころか 笑止なことに 彼らは自分がエリートの…

「石板食堂」にて

melittaで入れるコーヒーを準備してから 石板に色チョークで その日のメニューを書き出す たとえばこんな具合 「 珈琲 野菜ジュース クロワッサン ぬか漬と茗荷の冷たい麦茶漬け 豚肉とキャベツの味噌炒め 中華風スープ 搾菜 」 「 カフェオレ プチパン V.J.…

珈琲カップのなかに無敵艦隊を視る ひとりの狂人として

プルーストのマドレーヌではないけど 今朝の珈琲時間 クラッカーにイベリコ豚のレバーパテつけて 口に運ぶうち 身震いして むかしカール五世だったことを思い出した のではない スペインがある時期 世界の覇者だったことをアナムネーシスしたのだ 。。 コロ…

『暑いからヒステリーでも勉強しよう』と植草甚一は言わなかった ケド 。。。

連日こんなに熱いと 暴飲暴食では収まらず ぼくのような温厚篤実な怪獣でも暴言を吐きたくなる / 笑。 インターネットの面白さはアレクサンドリア図書館が裸足で逃げたくなるような 生成し湧出する情報の無限さであり その完璧な玉石混交ぶりにある もちろん…

『 國 畜 論 』 「絶対愚民」形成システムに関する一考察

‥‥‥ やがて死ぬ けしきはみえず 蝉の声 ‥‥‥ おおくの人は凡庸な趣味嗜好をもち こころもとない知性と脆弱な能力のなかに生きる それが常民の実像であり 何百年あるいは千年単位で続いてきた事象である そのことにさしたる疑義はない 「騙されて生きる」 その…

イギリスにおいて画家とはならず者の謂である。

『ルシアン・フロイドとの朝食』を読んでいる 何度か西村画廊で見て 絵は知っていたが ジグムントの孫がこれほど面白い人物だとは思っていなかった 。。。 これまでに読んだ画家の伝記では フランシス・ベイコンとアルベルト・ジャコメッティが ディヴィッド…