2015-01-01から1年間の記事一覧
底なしを感じさせるほどの緩やかさで意識と身体どちらともいえない暗渠にひそんだ識閾が 縦横とか斥力や引力あるいは知性とすら関係なくずるっとすべりながら墜ちていく 崩壊の予兆が銀河宇宙の潮騒のように 遠くで鳴っている 鳴りつづけている ピーニャとは…
『反逆の神話 / カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか』 ジョセフ・ヒース+アンドルー・ポター まだ若いとも 老いたとも云えるだろう四〇代のカナダの学究たち 読み始めてすぐ その軽快なアイロニーと瞋恚を糖衣したユーモアに引き込まれた …
2012年3月31日 とつぜん 虐殺的に殲滅閉鎖された「イタリア関心空間」 。。。 「グラッパ/古い瓶の日記」約三年分を掘鑿しました 2003 年 2004年 2005 年 ☆ ☆ ☆ 一〇年余を経た「破壊された幻想の記念碑」としてここに移築します
「メスカリンドライブ」というガールズバンドがあった ズイブン大胆な名前で「村八分」や「裸のラリーズ」 「スピード・グルー&シンキ 」*より グループ名は過激だったかも / 笑。 一九八〇年前後 この国にガールズバンドが花開いた時代 水玉消防団とか少年ナイフ フラ…
《 オンタリオのブロック大学の心理学者であるGordon Hodsonを研究リーダーとするチームの研究によると、知能(IQ)の低い子供は、偏見を持つ大人になる可能性が高いことがわかった。また、知能の低い大人は、社会的に保守的な価値観に引き寄せられる傾向が…
ご紹介しましょう 酒鬼薔薇 聖斗こと「元少年A の公式ホームページ」 スカラカ チャカポコ チャカポコ チャカポコ 《 この地球表面上は、昔々の大昔の、歴史にも伝説にも残っていない以前から、狂人の一大解放治療場になっている 》 犬神博士も 猟奇王も 裸…
ロシア国営ネット『SPUTNIK』は 8月20日づけの英語版などで 《 数千人の犠牲者が既に死亡している 》と報道した (リンクは機械翻訳に懸けてあります) ★ 極めてきわめて興味深いことに この記事は日本語版「スプートニク」には掲載されていません 。。。。★…
放 射 線 極 彩 色 を 殺 し け り 倣 蕉翁 ★★★ 湿度100%の場所も散見する 五月以降列島を覆っている異様な高湿度を単なる濃霧 海霧だと騙されているひとびと 日々フクシマ第一から発生している放射性水蒸気は重量にして一日あたり20万トンに及ぶと見られる…
『水牛のように』2015年8月号に 高橋悠治さんが「ことばを区切る」と題して書いている いまの私たちにとって あまりにも重要なことに触れているので再録したい 以下が全文です 『 ことばを区切る 』 高橋悠治 《 ツイートというかたちは すくない字数で…
ピンクフロイドをリアルタイム/生音で聴いたのは一九七一年の夏 『原子心母』から始まった 小雨模様の箱根アフロディーテ 八月六日 『ユージン、斧に気をつけろ』が二曲目だった (そう記録にはある) ぼくは 頸からNikon-Fを提げ ステージの上 ロジャー・ウォータ…
持つのも重たい 煉瓦ならぬ「赤いブロック」 ブノワ・ペータース 著 原宏之 大森晋輔 訳『デリダ伝』読みおえ なんだか人生が軽くなった /笑。 腑に落ちたと云ってもいい 分厚い本を読みおえる 達成による安堵 という意味ぢゃなく ジャック・デリダという 優…
夜中の郭公 それは世界に対する殺人予告ではない 暗い窓辺で 密かに揺れている 色を喪った極楽鳥 あるいは宙吊りに裏返された埋葬許可証 ダーウィンもマルクスもフロイトも署名しているというのに 誰が死んだのか 誰も気がつかない ビアスによってその名を残…
「打落水狗」 水に落ちた犬は打たねばならない とは 林語堂との論争のなかで 魯迅が述べた言葉らしい 弟 周作人との不和など 魯迅の持つ「必要な狭量さ」は重要なものを含んでいる 寛容に逃げ込む無知と曖昧さ 怯懦による偽善 「ムラ社会」の儒教的迎合への…
消費税だけで八〇〇円もする赤い大冊『デリダ伝』は「68年5月」まで進行している 頻繁に会ったわけではないが お互い気の合った ジュネとデリダの気持ち良い友情に触れただけでも 読んだ甲斐がある 《 パリとフレーヌとのあいだの行き来も困難となったこれ…
「あった! これだ。」 ちょっと昂奮するようなリストを探り当て 彼はご機嫌である “Old Liquor Company” 稀少古酒を中心に扱うオランダの酒屋 そのアイラ島産モルトウイスキーの価格表 ABC順の Ardbeg Bowmore それに続いて 探している Bruichladdichがあっ…
安藤礼二『折口信夫』とともに ブノワ・ペータース『デリダ伝』を読んでいる 同時にジャック・デリダ『哲学への権利 1』も読み始めた イロニーでも何でもなく 世 の 中 が 厭 に な れ ば な る ほ ど 本 は 読 め る 。。。 幸田露伴の「幻」一字のみの書軸…
河原温の遺作とも形見とも見える グッゲンハイム美術館での回顧展図録『 SILENCE 』 横にした厨子のように 胡桃材の珈琲テーブルに載せ 気が向いたときは眺める あれこれ 心に浮かぶよしなしごとを ( たとえば ヨーゼフ・ボイスは一九六四年に 《 マルセル・…
これまで「ラジオイラン」とツールバーに並べて「ロシアの声」をネットで見ていた 一昨日あたり「ロシアの声」が 『SPUTNIK / スプートニク』になった 先頭のタグが「戦争・紛争・対立・外交」 この戦闘的な姿勢を見るだけでも 明らかに『ロシアの声』より …
過疎村にも限界集落にもたとえられそうな この閑散とした空間を なんの予告もなく 突然の「臨死」が 襲った その「困惑と喪失感」を 忘れないために 。。。。
福島県双葉郡広野町大字下浅見川字築地12に四月開校する 福島県立「ふたば未来学園高等学校」は 2011年4月 緊急時避難準備区域に指定された「危険な区域」に少なからぬ文科省予算を投じて建設されている (いま建築中の建物は一時的な「仮設校舎」で 本校舎…
『春とさよなら』 「2011.3 .11.」 と salutーbox 氏へ捧げます さよならだけが 人生ならば また来る春はなんだろう めぐれる四季の 輪廻ゆえ あらあらあらまた 阿頼耶識 春が小夜なら ナイチンゲール さよなきどりは アンデルセン 春と修羅なら なめとこ山にホ…
革命という言葉を覚えたのは 小学生のころだ 一九五九年七月 三重県警『ヤマギシズム「z革命」家宅捜索』 朝日新聞の 踊るような大見出しの紙面を 今でも 鮮明に記憶している (同年同月 三十一歳のチェ・ゲバラ来日 これは流石に記憶がない) 爾来 世の中を …
二〇一五年の第一週 大阪市・合衆国総領事館内にあるアメリカ広葉樹輸出協会/AHEC から 昨年押し迫ってから知って 送付を依頼した 『Furniture Design of George Nakashima, Past and Present』 (邦題「ジョージ・ナカシマの家具デザイン、その軌跡をたどる」…
蜂起 武装蜂起を準備せよ とはいわない 内乱 内戦に備えよ とも云わない 暴動 騒擾を起こせ とも ムシロ旗と襤褸の旗 一揆を起こせ 水源ダム 浄水場に放射性物質を撒き 送電塔を破壊し 超高圧送電線を切断 大口径都市ガス管を各所で破断しよう タンクローリ…