奥村土牛 その他の雑感

 

二十代中頃までドギュウと訓んでいた

  「おくむらとぎゅう」サンだけど

   日本画家には魅力的な文字を書く人がいて

    奥村土牛はその代表的なひとりだった 

  画家とは面識ないけど 駒場の民藝館の帰りに寄って

   民藝館展で大皿を買ったというと手荷物に気づいて

    良かったら見せてもらえますかと云うような

      温厚で性格の良い息子さんがやっていた

    民藝品の渋谷「べにや」には若い頃から度々あしを運んだ

   だから今でもこれはあの人から買ったとか日々思い出す。。

 廃物で造られたブルキナファソ製の純粋手製トラックは

  ジョンレノンのサイケデリック R.R.ファントムⅤ

          ジムクラークのロータス25と同じく

     いつでも見える一等地 選ばれた場所に飾ってある/笑。

                ・  

   ヤフオクで見かけた奥村土牛『蘭 野牡丹』オリジナル石版画の二葉

    AP HCを入れても限定100部 土牛の鉛筆サイン入が落札価格

     なんと8330円!税・送料を入れても一万円とわずか!!

  今日と届いたものを確認すると1079年の発売当時 文藝春秋社が

    販売した価格は290000円であった 44年前29万円である

     今なら消費税だけで3万円近いことになる/笑。

       暴落している現在だからこそ買えたのだが

         なんとも複雑な嘆息がでる。。

               逆にというかなんというのか

       李禹煥 角偉三郎 黒田泰蔵など「人気作家」のものは

         妥当な価格を超えおそろしく高騰している

      これらはファッショナブルな一部家具を含め

    わかりやすいから以上になかば投機対象化しているように見える

       それは辛辣な見方をすれば 

  かつてのハイアートとローアートに代わってロレックスマラソンに似た

マネーアートというべき「にわか」現象が台頭してきたともいえそうだ。。

  もともと美術工芸品は穏やかな投機の対象であったことは事実だ

 詐欺をしてでもホストになってでもジャニタレ現象のように

  売春をしてでも 有名芸能人になってあるいはスポーツ選手になって

   フェラーリやボルシェに乗り今太閤/勝利者ぶりを

      見せびらかしたい。。

    露骨な欲望の急激な発露と発情現象

  それらには男だけではなく 多くの女性政治屋とその周辺も含まれる

    三浦瑠麗 杉田水脈 小池百合子 上野千鶴子 林真理子etc etc

  単純と言えば単純すぎるがこの欲望の発露/発情現象こそヌッポンである/笑。

        要するに男も女も出世したかっただけのヤカラこそ

      日本を吸い尽くし衰弱させ弱体化させた吸血ゾンビたちだった

     昔のことば「成金」はすでに「死語」であり

   インチキ投資でも詐欺でも売春でもマネーを持ては勝者である

 

      余は過去の20世紀とりわけ50年代60年代に亡命している

         現代にはほとほと愛想が尽きた

           本当の本心である/笑。