贅沢もしくは反吝嗇としての浪費。。

 

世界のことを語りたくないから

 とりわけ政治や経済を直接的にあまり語りたくないから

  椅子を買ったり蒸留酒を買ったり陶磁器を買って

    ぼんやりした時間を過ごし

     でき得る限りは憂世を離れ

       閑かにサケを飲んでいたい 。。

     世界の政治経済なんて醜いから直接喋りたくない

   でも北欧の椅子に座って沈思黙考していると

  それなりに「世界史」がお尻のほうから見えてくる

   あるいは過去に触れた工業生産物をボンヤリと思惟するだけで

     工業とその生産物の生態系が具体的な存在

       または「人類史」として浮かんでくる 

        それがぼくにとっての具体的な「世界」だ

          老人には無意味な蓄積がたくさんある/笑。

           ところで  

      パンデミック以前には考えられない勢いで

       サマザマなものを購入している。。

         去年くらいは

       島岡達三を中心に幾つか買ったけど

     ことし後半になって濱田庄司のどちらかといえば

    大きなものを買い始めている 。。

   ぼくにとって濱田庄司と芹澤銈介 河井寛次郎etc.は

    柳宗悦を考える上で最重要なひとびとだ

     それにしても濱田庄司の共箱付作品を

       老人とは言え ボクでも慎重に選べばかなりな名品を購入できる

         時代になっている。。

       (「なってしまった」というべきか/笑。)

 

       ほんとうはヱビスビールが作った新製品

    「クリエイティブブリュー」シリーズ二作について書くつもりだった

      現在 和ビールはクラフト系を筆頭に奇妙で凄い乱世に入っている

        世界を覆う騒音に背をむけてひたすらビールに耽溺する

             できれば 現代の世界には背を向けた

           ゆるい老人あるいは趣味人として

         残る余生を静かに穏やかに過ごすつもりだ 。。