2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧
秋寂び 古書肆から 開高健『声の狩人』届く 1962年11月20日 第1刷発行 刊行後 五〇年を超えた岩波新書 「表2」つまり表紙裏 扉寄りに 《 池内和子 様 伊丹一三 健 》 (縦に)姓を略し親しみを込めた青ペン献呈署名がある 池内岳彦/義弘が 川喜多…
ゆみずくも きりあめかせん うみひょうざん しっかいりんね ふらくたる ※ 二一世紀の名号として ※ ☆ 上村忠男 訳 マッシモ・カッチャーリ『死後に生きる者たち』 読み始める 副題は 「〈オーストリアの終焉〉前後のウィーン展望 」 《 『論考』の最初の命題…
「おれはひとりの修羅なのだ」 九〇年まえ 昂然と言い放った宮澤賢治は 二〇代なかば 二十六歳 か 遅くも二十八歳 その器宇と魂魄に おもわず快哉を覚ゆ 。。。 やや老いた ひとりの沙門として 二〇世紀を襲う 二一世紀前半を ぼくは ひたひたと 生きている …
温泉浴から帰って 夕餉の前 暮れなずむ寝台に横たわり 『証言 連合赤軍 / 連合赤軍事件の全体像を残す会 編』 読み始める * 「彼は誰/カハタレ」と「誰そ彼/タソカレ」は払暁 夕闇など 人の顔すら見極めにくい刻をさす 現代的な理解によりタソカレは夕方 カ…
無条件降伏による敗戦を 終戦と言い換えるように 6年8ヶ月にわたり 軍事占領されていた事実を 隠蔽 自己欺瞞的に健忘する 日本政府 財閥企業 新聞社 多くの出版社 日本人 老人 中高年 その子 孫である 青年 若者 こどもたち 怯懦で狡猾 臆病卑劣な ニッポ…