継続する日本占領と「プロレタリア文化大革命」に関する 少し古風な素描。

書架からは『周恩来選集』 

コレクションケースから『毛主席語録』と『プロレタリア文化大革命の重要文献集』その他 を

取り出した 

机上のYou Tubeでは『中国女』 まだ一〇代だったアンヌ・ヴィアゼムスキーの懐かしく若々しい表情を再生 。。。

  J. L. G. 『中国女』の時代から はるか四〇数年が経った

  というより 映画制作の1967年は 中華人民共和国が 建国からまだ十八年も経っていない時期なのだ

  日本公開された1969年段階でも 中国革命から 二〇年

  われわれも 戦後世界も 中国も いわば思春期だった 

  とりわけ 世界中の「ベビーブーマー」たちは 反抗期そのものだった

      良くも悪しくも !!

DADA流 に開いた『周恩来選集』から こんな文言を引用しよう

《 軍事の面では、米軍の中国駐屯は、なんとしても道理がない。われわれは米軍撤退を要求す

る。これは全中国人民の声である。アメリカの事柄はわれわれの知ったことではないが、中国の

領土から米軍が撤退しなければ、われわれにはかれらを一掃する権利がある。アメリカが大規

模に出兵してきても、われわれは恐れない。中国は脅かしにたじろぐものではない。中国は長い

歴史をもつ民族であり、また勇敢な民族である。中華民族には二つの長所がある。それは勇気と

勤勉である。なんとすばらしい民族ではないか。われわれは自分の民族をこよなく愛する(もち

ろん、他の民族にもすばらしい点があり、われわれはそれを軽視してはならない)。これこそ、

われわれの自信の源である。もし米軍が本気で中国を侵略し、われわれの大都市を占領するとい

うなら、われわれは農村で都市を包囲し、かれらに軍需品(トイレットペーパーやアイスクリー

ムまで)をすべてアメリカから運びこませ、さらに大都市という重荷を背負わせてその給養を負

担させるまでである。アメリカ人は生活水準が高いから、戦争をやりたがらない。ロシアの十

月革命後にも、アメリカは干渉のために出兵したが、結局は「自発的撤退」をしたではない

か。それは苦しさに耐えられなかったからである。われわれは、日本侵略軍さえ打ち負か

したというのに、どうしてアメリカ兵など恐れようか。 》

     [和平交渉問題についての報告] (一九四九年四月十七日)より

一九四九年一〇月一日の「中華人民共和国 中央人民政府成立」以前の知将 周恩来による認識である。

ひるがえって

わが故国は 敗戦から六〇数年経ってもなお 実質的な米軍による占領 CIA 東京地検特捜部 etc. 

アメリカ諜報機関とその下部組織 ワシントン政府の圧倒的支配下 買弁官僚 / 売国奴たちの制圧下にある

みなさん 日本国は独立国ではない のです

ポツダム宣言受諾以来 独立自律した国家では まったくなかった 

隷属した「植民地あるいは属国」

この冷厳たる事実を 良識ある国民は謙虚に噛みしめる必要がある

 確かに官製ともいえる「反日暴動」は 第二のプロ文革になる 可能性がある

 もし そうなったら 経済的利益を求めて進出した日本企業は大きな傷手を蒙るだろう

 安い中国製品に依存した大多数の日本人の衣食は 大きな変換を強いられるはずだ 

 ぼくは 久しぶりに 林彪 そして 

 文革四人組 江青 張春橋 姚文元 王洪文 などのことを考え始めている

 そして 階級章なき軍隊だった かつての 中国人民解放軍のこと

                       北京放送のことなどを 。。。。

      あるいは 三〇代だった ジャン・リュック・ゴダール の仕事を

☆ 紅衛兵は まぎれもなくパンクスたちの先駆であり 世界最大にして最強のパンクグループだった

      「造反有理 革命無罪」「炮打司令部 / 司令部を砲撃せよ」とは

      「逢佛殺佛。逢祖殺祖。逢羅漢殺羅漢。逢父母殺父母。逢親眷殺親眷。始得解脱。」の謂である。

☆☆ 補遺として 

なぜか林彪の言葉を引用したいと思った 

あの

世界に革命を輸出しようとしたもう一人のブライアン・エプスタイン 林彪

《 総会はつぎのことを確認した。まさに毛沢東同志がのべているよ

うに、世界革命は偉大な新しい時代にはいっている。全世界各国人

民の革命運動はいま、いきおいよく発展している。

 アメリカをかしらとする帝国主義者と、中国修正主義裏切り者集

団をかしらとする現代修正主義者は、多くの矛盾をかかえ、分裂瓦

解し、内外ともに苦境に立たされ、まったくゆきづまり、ますます

これまでにない孤立状態におちいっている。

アメリカ帝国主義と中国修正主義は、世界の再分割をたくらん

で、たがいに結託するとともに、たがいに争奪している。アメリカ

帝国主義が全世界にたいしてすすめている侵略戦争は、中国修

正主義から暗黙の了解と支持をえており、、、。》

          『プロレタリア文化大革命の重要文献集』

中国共産党第八期中央委員会 第十二回拡大総会の広報](一九六八年十月三一日採択)より

☆☆☆ なお ソ連修正主義を「中国修正主義」に ベトナム を「全世界」に変えた 林彪も同意する はずだ