簡素なparadise 雑木林と沈黙の春 。。

  そろそろ電話連絡しようかと思っていた

 ゴツい手をしたアラフォー庭師のケンちゃんが

不意に軽トラで真っ黒い顔を出してくれた

 三方を塀で囲まれた40坪ほどの「樂園」は

   現在 造園中である

 家人は『白井晟一の眼』にあったという

  金木犀をはじめ 白山吹など

   これから植えたい樹木名を伝えていた

     去年植えた合歓木にも新芽が出てきた

       ところで 

 精神とは内部自然そのものであるから

   外部の大自然を荒廃させると

     人間たちの精神も荒廃する

 蒸気機関と織機紡績機 製鉄など産業革命から

   それまでは秘められていた

     人類の欲望が 桁外れに膨張した

    それ以来

  自然は致命的かつ決定的に

蹂躙され続け 不可逆な荒廃だけを与えられてきた

 産業革命の「成功」によってさらに強欲になり 狂った人類は

  自然を 持ち主も権利もない タダで無限に利用できる存在

   奴隷や労働者以下の 物言わぬ便利な最末端の下僕として

    地球から暴虐的で悪辣な搾取を繰り返してきた

     精神の荒廃→自然の荒廃→さらに荒廃する精神

       その悪循環の結果が 先月の

   南極大陸で平年を38度上回る

    記録的な熱波が襲った驚くべき事実

  南極高原のドームC地点は地球の最寒冷地である

    そこにある観測所で気温が急上昇した

   通常の気温は零下49°Cであるのが

           零下11.5℃まで上がった

   これは驚愕の熱波による新記録だ

    同じ日に北極では平年より30℃高くなった

   のが観測されている

  冷静に考えて欲しい

 平年気温30度の場所が仮にイキナリ摂氏68度になったら

   現在の動植物は生存不能の数値だ

  「欲望」という暴力を加速度的に300年間繰り返した結果が

     北極30℃ 南極40℃ 恐るべき同日急上昇だ 

           ・

          私見では

     NATO/欧米諸国が黒子として潜む

  ウクライナにおける悲惨な戦争より遥かに危険で深刻な事態だ

考えてみよう あれは「ロシア軍の侵攻」により劇的に拡大されたが

 本質は戦闘的なスラヴ人とコサック兵の長期に渡る内戦なのだ

  多くの場合「スペイン内戦」と呼ばれる「スペイン市民戦争」が

   内戦だったか否かを ほとんどの日本人が昔も今も

     理解できないように この大戦役も不明のままだろう

   ロシア革命スラヴ人の粗暴な暴力性と深く関係が

  あったのではないか その「推論」が最近アタマを離れない

          さらに 

        内戦状態のウクライナにおいて

 金髪碧眼を含む白人の子どもが被害にあってるから 

  欧米と偽白人化が著しい日本人は大騒ぎするが

   あれがアジア地域や中近東さらにアフリカだったら 。。

     ほとんど黙殺的な無視状態だったはずだ

 エチオピア人のテドロスWHO事務局長が直言したように

   「世界は黒人の命に偏見」があることは確かだ 。。

  もちろん黄禍論や米国における現在のヘイト暴力に明らかだが

 黄色いアジア人もモチロン「偏見」の中にいる

  凡庸な多くの日本人に向かって

   「人類中心主義からの脱却」は難しすぎるとして

     もう白人中心主義に追随するのはは本気で止めよう 

       騙され名誉白人になってる黄色いヌッポンの皆さん

         もうひとつ 

プーチンが「核」を使うかどうか大騒ぎしてるひとがいるけど

  戦術核を使うくらいなら主要な光海底ケーブルの切断と

   反露国首都と大都市の発電/送電システムへの攻撃ハックが

     遥かに効率的だと思うよ

            いくら落ちぶれた現在のロシアでも

      それくらいは可能だろ/笑。

             ・

   世界同時食糧危機も確実にそこまで来ている

  パキスタンスリランカ だけでなくエジプトなどのアフリカ諸国

   貧国貧困層から始まる命がけの飢餓暴動は時を置かず全世界へと

     波及するだろう 。。暴動のパンデミック化 

       飢餓と恐怖によるパンデミック爆発する

        全世界にパニック暴動が拡大する可能性

      自然以上に人心が 既に荒廃しきった深層的事実

    人心は発火を待つ如くカラカラに乾燥しているのだ

               ・        

   むかし読んだ H.D.ソロー の『森の生活/ウォールデン』を

     ふと思い起こすことが多くなった

      あそこで延々と描かれている「アリの戦争」こそ

       いま私たちが真摯に検討すべき 

         好戦的な白人中心主義の終焉を示す

            シリアスすぎる予言的メタファーだ

 

        「人類は間違いなく150年前の蟻より愚かだ」/笑。