谷川雁『無/プラズマの造形』をフタタビ入手する 。。
八木俊樹が海賊的私家版として編集した
「紙とインクの宝石」
それは
通常の稀覯書を超え
最終的に
刊行前にほとんどが
廃棄されたと「伝説」される
幻がつくズシンと重い
稀覯の書
『無の造形』をまた買ってしまった/笑。
理由は廉価だった に尽きる
この本の価格的ピークは
管見する限り
2010年〜2014年
石神井書林 63,000円
古本よみた屋 38,500円 だろう
そして
老生は2017年6月
ヤフオク35,000で入手した
さて今回の『無の造形』
「日本の古本屋」に神保町田村書店が
25,000円出品に遭遇
一瞬間だけためらったが 購入を決意
前回も40年以上を経たとは思えないほど
とても良い状態だったが
今回のそれは
45年間を包まれた密閉状態で過ごした
としか考えられない
超ミントコンディションだった
それは外箱が全く酸化していない
ことから明らかだ
八木俊樹編集『無の造形』は
世に漏れでたのは50部と伝えられるが
意外にどこかで
ヒッソリと睡っていた可能性を
考えている 。。。
また出たら 購入するかもしれない
自分の性/書痴愛に苦笑する
九州の古本屋から購入した
『誤解する権利』
『無の造形』二組を所蔵するのは
ある種の狂気
健全で平和な市民的狂気のように考える 。。
趣味性から軽い狂気を喪ったら
それはもう「道楽」の聖性に値しない/笑。