渺茫たる恍惚 日日ふたつ 。。
陋屋に 朋 ふたつあり
書帙に痴れ 独酌に揺れる
日々は渺茫たるかな いたるところ明日の青山
茅舎に座して 墳墓の蒼きを識る
今日
寿岳文章『ブレイク論集』届く
限定三百冊の内 第105番 非売品
昭和六年十二月二十日刊 編輯兼発行者は 京都市下鴨膳部町在住の柳宗悦
昨日は『未公刊 谷川雁』届く
奥付刊記なしの海賊版 203頁 1960年代前半の出版か
どちらもヤフオクでの落札
何故か この二冊を
卓に平積みされたSTEIDL の大型写真集
KOTO BOLOFO『ROLLS-ROYCE MOTOR CARS』 に載せてみる 、、、。
いま読んでいる
ボードリヤール『消費社会の神話と構造』にある
消費行動とはクイズ番組で回答を催促されるのと同じだとする
《 購買行為とは選択であり好みの決定である 》
《 ポップが意味するものは、遠近法とイメージによる喚起作用の終焉、証言としての芸術の終焉、創造的行為の終焉、
そして重要なことだが、芸術による世界の転覆と呪いの終焉なのだ。
ポップは「文明」世界に含まれるだけでなく、この世界に全面的に組み込まれることをめざしている。
文化全体から華やかさ(そして文化の基盤さえも)を追放しようという、超越的で気違いじみた野望がそこには存在している。》
これらは いまでもまったくの正論である
一緒に読んでいる
池野絢子『アルテ・ポーヴェラ 戦後イタリアにおける芸術・生・政治』
池上裕子『越境と派遣 ロバート・ラウシェンバーグと戦後アメリカ美術の世界的台頭』
は
ボードリヤールと同時に読解することによって
共時性+ルパート・シェルドレイクの「形態形成場仮説」の実証としか考えられないほど
単なるレアリスムを超えた
優れた重層的波動と叡智の全球性を与えてくれる
さらに
ケネス・シルヴァーマン『ジョン・ケージ 新たな挑戦の軌跡』
志賀直邦『民藝の歴史』をあわせ読むとき
この神秘の命数による三連星を解く鍵語は
「ブラックマウンテンカレッジ/ Black Mountain Collage.」にある
茫茫 渺渺たるかなわが人生 わが読書 / 笑。
赫赫たる寂寥 燦燦たる晦冥を連れて
黄泉と此岸の稜線を散歩する 。。