ある革命的半ズボン主義者の死 。。

《 死期はついでを待たず。死は前よりしも来らず、かねて後に迫れり。》

                       徒然草一五五段

橋本治が死んだ 。。

  半世紀余にわたる同志的「革命的半ズボン主義者」として 

     言葉を喪っている 。。

 

  こころの隙間を埋めるべく 

       とりあえず

          香を手向けようと

       『革命的半ズボン主義宣言』を古書店に注文

     むかし読んだのと同じ1984年冬樹社版 初版である

          手にしてからもう三十五年が経つ 。。

            老いたり死んだり 

               するわけだ/笑。

                  

         一昨日『鶴見俊輔詩集 もうろくの春』

            三〇〇部本を見つけて

               注文したばかり

                  早ければ今日あたり着くだろうと

               ウキウキしてたのに 。。。

             こころの空洞は 鶴見が死んだのと等量か

                   同じ歳分

                 それより巨きい

 

           昨年の『草薙の剣』を図書館本で読んだのが

               生前最後の読書になった

 

               ぼくは彼の初期作品

              『秘本世界生玉子』

            『暗野/ブラックフィールド』

                 などの

               独特の「狂気」が

                 好きだ 。。。