読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

The Last Waltz

日記

 

 十月朔日

    とうとう最期の一箇月 神無月がvanishing pointへ向けてスタートした 

                      ・

          すべてはかりそめにすぎない。おぼえる者もおぼえられる者も。

    骨で城がつくられ それに肉と血とが塗ってあり 老いと死と高ぶりとごまかしとがおさめられている

 ねえ、あんたが頭って呼んでるその安物の地獄、……あたしの声、そこから聞こえて来るって、思ってるんでしょう

               千峯雨霽露光冷 君看雙眼色 不語似無愁

                       ・

            辞世や遺言に代えて好きな「ことば」を選びました それぞれ 

 

                    マルクス・アウレリウス 

                       法句経  

                   ベケット『ねえジョウ』

                    宗峰妙超と白隠慧鶴 

  「君看雙眼色 不語似無愁」は芥川龍之介が『羅生門』の

   扉頁後に掲げ 良寛も美しい双幅に遺したことで知られ

   出典と関係なくいまなお膾炙する「詩」ですが近年の通説は

   大灯国師の偈頌に白隠禅師が著語を付けたとされています

   なお「禅文化研究所」は白隠以前の禅語に典拠があるとの説 

   良寛は「不語似無憂」と記し 今ではその方が一般的です

                    S  A  Y  O  N  A  R  A