♬ 十月朔日
とうとう最期の一箇月 神無月がvanishing pointへ向けてスタートした
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すべてはかりそめにすぎない。おぼえる者もおぼえられる者も。
骨で城がつくられ それに肉と血とが塗ってあり 老いと死と高ぶりとごまかしとがおさめられている
ねえ、あんたが頭って呼んでるその安物の地獄、……あたしの声、そこから聞こえて来るって、思ってるんでしょう
千峯雨霽露光冷 君看雙眼色 不語似無愁
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辞世や遺言に代えて好きな「ことば」を選びました それぞれ
法句経
ベケット『ねえジョウ』
宗峰妙超と白隠慧鶴
扉頁後に掲げ 良寛も美しい双幅に遺したことで知られ
出典と関係なくいまなお膾炙する「詩」ですが近年の通説は
なお「禅文化研究所」は白隠以前の禅語に典拠があるとの説
良寛は「不語似無憂」と記し 今ではその方が一般的です
S A Y O N A R A