『文化は人を窒息させる』杉村昌昭=訳 人文書院
ジャン・デュビュッフェ初の邦訳書だという
裏側の帯にあった文章を引用しておこう
《 本書は一九六〇年代ラディカリズムの極致を体現する「文化革命宣言」である
支配的文化の強度が極限にまで高まり、社会の鋳型にはめこまれたまやかしの個人
主義が横行するいまこそ、その趨勢を逆転し、「普通の人間」としての個人のあ
たりまえの世界を回復するために、このデュビュッフェの「たったひとりの反
乱」の意味をわれわれひとりひとりが噛み締めなければならないと思う。》
(「訳者あとがき」より〉とある
原著がフランスで刊行されたのは一九六八年である
それだけでこの本は
ぼくによって読まれる必要と
必然性に満ちている/笑。