副題を「歴史にみる中国の喫茶文化」という本書の書名は
唐は白居易の詩句
《緑芽十片火前の春》から摂ったと“プロローグ”にある。
本を読むなら 信頼に足る人のものを読むべきだ。
茶書もしかり。
著者は中国唐代史を専門とする1919年生まれの歴史学者。
この手のものとしては 写真や図版も比較的豊富なので
此の本を 中国茶への「入門書」として推したい。
入門書というと 読者をまるで白痴か子供扱いしたような愚劣な本を思い浮かべる人もいるようだが 判断力に乏しい最初期こそ きちんとした本を読むべきでしょう・・・・。
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(著者の名 チョウフウは 正しくは潮にサンズイの風です。またジュッペンではなく「ジッペン」とフリガナを振ったのは著者のルビに従ったものです。)
↓参考書目です。