『優雅な生活が最高の復讐である』

いまどきのワンルームマンションより広いかもしれない

  玄関側面に置かれた李朝 薬箪笥

   (駒場 民藝館の収蔵品より上等だとぼくは思っている/笑。)

      複雑な緑の階調をもつギャッベがその前に敷いてある

  モーエンス・コッホ デザインのフォールディング・チェアを

    とりあえずグリーンのペルシャロリバフの上に載せた 。。

  デンマークで最も古い工房 ルド・ラスムッセン社製のデッドストックだ

  大阪松坂屋本館 家具売り場に95年新宿ACTUSが納品した

    ACTUSの取説からルド社の元箱までついた完璧な未使用品 

 

   現在でもデンマークではCarl Hansen &Son社によって作られているが

      それは 名誉あるアノ Rud Rasumussen社の製品ではない/笑。

 

  このフォールディングチェアの入手にかなり気をよくした老生は

    偶然 売りにでていたハンス・ウェグナーの傑作というか名作

      折りたたみ椅子 カールハンセン社製造のJH-512を

         かなり高価なので逡巡を重ね躊躇いながらも

          購入を決定し代金も払ってしまった。。/笑。

             あと数日でとどくはずだ

        おもえば1978年九月 竹橋の東京国立近代美術館

      『世界現代工芸展 スカンディナヴィアの工芸』展で

     現物を見て以来 惚れていた椅子である。。

      ウェグナーは同じ1949年『ザ・チェア』とこの『折りたたみ椅子』を

        同時期にデザインし 制作も同じカールハンセン社だった

           20代で現物に触れ 強く惹かれ惚れきって

         半世紀近くが経ち それでも入手するなんて

            「業」カルマだなぁ/笑。

               参考になるかどうか ぼくは

    ザチェアとJH-512 この傑作椅子二脚とおなじ1949年の生まれだ。。

                   ・

  ところでカルヴィン・トムキンズ『優雅な生活が最高の復讐である』

   邦訳初出1984年リブロポート版で持っていたはずなのに書架にない。。

       いろんな意味でかなり優れた本なのに

  なにが気に入らなくて手放したのか 思い出せないが もしかすると

    青山南さんの訳が好きになれなかったセイかもしれない 。。

       ここだけの話 

     青山南をたかく評価するひとが多いけど

   ぼくは青山さんホントはあまり才能/センスないと思っている/笑。

       どこか致命的にドン臭いんだよな