SIGGよ お前もか。

ぼくはこれまで、瑞西SIGG社の製品

とりわけ飲料・燃料ボトルのファンというか

ちょいとしたコレクターを自任してきた。

いま園児や小学生用として若いお母さんたちに人気のある

SIGGビバレージボトルは

かつて純アルミ製のボトルだった。

その頃

15年程前まで日本での愛用者は

主として高い山に登るアルピニストたちであった。

彼らは飲料水を入れるよりは

酒や燃料用に用いていた。

飲料水用としては最大でも1.5Lサイズしかないので

山登りには小さすぎたのだ。

(水用にはポリタンクを用いた)

やがて、90年代に入り

スイス製シグボトルは

バレージとフューエル用に分けられ

飲料用には内部コーティングが施されるようになった。

 

   ところで

日本ではアルツハイマー症の要因として

アルミニュウム製品が「限りなく黒に近い灰色」であることは、

メディアとスポンサーの関係からほとんどタブーで

どのメディアでも語られていないが

アルツハイマー型痴呆症はアルミが商品化されたのと同時期に発生し

 普及と同じ曲線を描いて拡がっていったことが認定されている)

近い将来は現在のアスベストと同じ扱いを受けることは必定だ。

とにかく90年代に入り

ヨーロッパとアメリカでは

アルミ製品はアウトドア用であろうと

家庭用であろうと

業務用であろうと

食品関係食器什器関係から駆逐された。

それは

「疑わしきは使用せず」を原則とする

まったく見事なほど素速い対応であった。

アウトドア用什器は殆どがステンレスか

高級なものはチタン化され

稀な例として

SIGGボトルのように

飲み物と接触する部分は

コーティングされた。

さて、若いお母さんを初め

水筒を自前で持つのが

格好いいことになってから

SIGGボトルのマーケットは

急速に驚異的に拡大した。

ここからが問題である。

あなたがもしSIGGボトルをお持ちなら

底を見て欲しい

そこに醜いパンチングの痕がないだろうか

代理店のスター商事の言い訳によると

外装プリント用の中心を決めるために必要なパンチであると/笑。

馬鹿も嘘も休みやすみ言え。

昔のボトルにも印刷されたロゴはあったがそんな醜い痕はない。

どこの企業が印刷のためにわざわざ製品を傷つけるだろうか。

大事な商品の価値を下げるような工程を

製造ラインに組み込むだろうか。

(果物さえ傷つけず糖度が測れる時代なのに!!)

ぼくの睨むところこれは「B級製品」か「アウトレット」

あるいは昔のLP盤や画集写真集にあった

わざと商品の隅を三角に切り取ったりする

「カットアウト」「カッタウェイ」商品でしかない。

あるいはロイヤル・コペンハーゲンなどの陶磁器メーカーが

B級品をアウトレットする際

価格維持のため

通常品と差を付ける必要から

底にダイヤ針で傷つけるのと同じ行為だろう。

スター商事は安く仕入れたB級品を

正価で売っているのでは

ないだろうか。

なんだか回り道をしてしまったけれど

これからが本編

瑞西SIGG社は80年代まで軍用ボトルをスイス陸軍に納入していた。

その民生用というべきボトルも10年ほど前にでた。

カップ無しで外装は

まるで昔のスポーツカーのカムカバーや

工作機械を思わす昔懐かし緑色の結晶塗装

かなり高かったがマニアであるから購入した。

ところが最近になって

軍用水筒が復刻版として

出されたことを知った。

買おうと思って現物をみて

購入寸前に箱をみて

驚いた

原産国 中国 となっていた。

思わずポトリと手が離れました。

中国製のシグは要らない。

断固いらない

絶対に欲しくない。

最初はこれはスター商事の陰謀だと理解した。

しかし、オフィシャルサイトを見ても

www.sigg.ch/

とあるではないか。

★(訂正 これを書いた時ぼくはch/を中国だと思っていたが、それは大きな勘違いで中国はcn/だった。

ch/はもともと「Confoederatio Helveticaラテン語」の頭文字をとったスイスだった。)

改めて不勉強と不明をお詫びします/テレ笑。

SIGGのオフィシャルサイトを見ても件のスイス陸軍用水筒復刻版が載っていないとか、

スター商事のカタログを見るとボトルもカップもステンレス製と書いてある(ボトルは間違いなくアルミ系軽合金)点や

日本国内向けの幼児用弁当箱を作るなど

代理店への不信はつのるばかり/笑。

とにかく ぼくにとっては

SIGGよ お前までもか!! なのだ。

どなたか外国で売られているSIGGボトルの底に

あの「傷」があるかどうか

確認し報告してください。

お願いします。