子供でも 秦の始皇帝は知っている。若者とそれに毛や黴が生えたようなVACAMONOでも ‘ラストエンペラー・溥儀’の名は云えるだろう(笑)。
でも東アジアに生きる〈大人〉なら 隣国の皇帝をせめてあと三人程は憶えていて欲しい。
・
『康煕字典』と『欽定古今図書集成』で知られる康煕帝。(コ・ウ・キ)
・
『欽定四庫全書』や乾隆ガラスで名を残す乾隆帝。(ケ・ン・リ・ュ・ウ)
・
この三人を撰んだのは単なる趣味だけど それぞれ立派な文人皇帝だった。
(政治/世俗を嫌った 皇帝・徽宗・・・・そこに「藝術」が発生する)
・
私見に拠れば
「毛沢東」は20世紀【紅い王朝】の偉大な創始帝でした。
詩人にして軍人・思想家にして文人・戦略家・煽動者・・・資質的にも人間の器としても巨きな“皇帝”そのものだった。
しかし彼は 世襲を嫌い 天下を「党と人民」の手に委ねた。
・
皇帝を喪った「中國」の 真の混乱と本当の動乱はこれからでしょう・・・
・
という訳で興味のある方は お勉強してくださいな。