2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧
『大戦間期の宮中と政治家』黒沢文貴 著者の責ではないが 索漠暗澹と 読み終わる 《 長州閥の実力者である田中義一陸軍大将が、政友会総裁に就任した大正末期は、治安維持法とセ ットとはいえ普通選挙法が成立し、また政権交代のルールとして「憲政の常道」…
私見では この世こそ が 地獄である。 この世とは 現世 穢土 濁世 現実とも 社会とも 世界とも呼ばれる 「ここ」 あなたが立っている ぼくも立っている 生きて 呻吟している この「苦界」である そして これから語るのは 不埒にも 麻薬の現代性/モデルニテ とそ…
痛いほどの 灼熱さなか Gilbert & George 『SIDE BY SIDE』2012年版 M・C・ダーシー著 井筒俊彦・三邊文子訳『愛のロゴスとパトス』上智大学1957年 刊 同時にとどく 『愛のロゴスとパトス』は この夏から配本が始まる 慶応義塾大学出版局の『井筒俊彦全集』に…
『ル・モンド・ディプロマティーク』 日本語・電子版に 最近 想像力を刺激する 興味ぶかい記事があった アラン・ヴィッキー / 上原秀一 訳 『アフリカのSFに未来が読み取れる』と題された それは こんな導入部を持つ 優れた記事だった 《 マスコミのレーダーが…
ここ三週間ほど 横張 誠さんの『ボードレール語録』 鈴村 和成さんの『書簡で読む アフリカのランボー』を 読んでいる 読みおえた本は 香川 檀さんの『想起のかたち:記憶アートの歴史意識』。 読み続けている 他の本は 黒沢 文貴さん『大戦間期の宮中と政治…