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 白磁と 麻の半ズボン

あかるく軽い半透明の緞帳が

  昇がるのか降りるのか 

    櫻花が散って  

      また古くてあたらしい春がはじまる

    山桜 里桜 

      老木 幼木

       八重 一重 

         淡い白から 薄紅にいたる       

       さまざまな樹種

         桜並木や桜山の壮観を眺めながら

           散ることを殊更に肯定する

             靖国戦争神社的な   

              同調圧力のようなものを感じて

            どこか櫻を疎ましくおもう          

         ぼくは どんなに見事な 

           梅や櫻や花桃の山や群生よりも

             まるで光を内包したかのような

               欅の芽吹き 

             その生命力に満ちた新緑がすきだ

                そんな春のある日

          九段の花田で始まった「崔在皓 展」で白磁の食器を

             厳選して一〇点ほど  

               オンラインで注文

                 さっそく使いはじめる

                   染付や灰釉 赤絵

                     あるいは

                   北欧食器とは違った

                     白磁の透明な軽みに

                      若さとはちがう

                    食卓が新生するような

                  あらたな感覚を得ている

              陽光が明るくなってからは   

               温泉行にヘンプの半ズボンを穿く日が多い

                  米国製のGramicci は20年以上愛用していて

                   長短あわせ1ダースほど持ってるけど

                     麻のズボンは始めて

                 ドンゴロスの袋を繊細にしたような織り

                   ジュート麻のような自然な色合い

                 優しい肌ざわりに

               眉雪のプランタンを感じている

 

                 閑雲霊犀 欅樹に夭桃を観ず

                       ⭐️

 

           「さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう」 

                          by  寺山修司

 

 

    

 

 Post-truth と ガラパゴスの背囊と  。。

電子的野獣と化した現代人は

 神を殺しただけでは飽き足らず

   今度は「真実」まで殺そうとしている 。。

              それは

     滅びゆく「新バベルの塔」としての

       反知性主義宣言であり

         真実のみならず

     知性の縊死溺死扼殺であり

       邪悪を愧じない超悪質な商業メディア

         新聞テレビ週刊誌ネットによる

            絶え間ない

          洗脳とプロパガンダの日々  

      通俗ニヒリズムと職業スポーツ 消費欲望を利用した

         センチメンタルなルンプロによるファシズム渇望社会

            そう呼ぶべき状態

            「ポストトゥルース」の時代とは

            これまで正気を保ってきた少数派にとって

                肌に粟を生じる

              戦慄すべき時代状況になるだろう

            われわれは

          ポストモダンですら懐かしい

        一瞬ごとに生成/廃頽する腐海に棲んでいる

          ところで

      この前近代国家 大日本底国に至っては

    「道徳」教科書でパン屋 アスレチック公園

       および「しょうぼうだんのおじさん」は郷土愛にかけるので

        和菓子屋 和楽器屋 しょうぼうだんのおじいさん

          に指導・忖度するト

             まんま

         ストライク アウト セーフを敵性語として排斥した

             七十五年前の戦時中である 。。。

          さらに

       武道として銃剣による「剣付き鉄砲格闘術」を取り入れる

     アナクロニスムというより徹底的なガラパゴス化

        日本型ガラパゴスとは

           自滅的な

             夢遊病解離性障害 

               精神の鎖国状態を指す

          そこまで忖度右傾するなら

          いっそのこと

        科学的理性を一切もたない

      文科省/モンカショウこと

    文部科学省は文部武術省 文武省/ブンブショウに改名せよ

        もちろん

      小学生の背負いカバン

    ランドセルなんて外国語で呼んでははいけない

       小児用「背囊」あるいは学童用背囊

           略称ガクハイ

          ビスマルクによる富国強兵

            プロシャ陸軍譲りの軍事背囊が起源である

               腐国幼兵

       小学生が背囊と欅の剣付き鉄砲を背負って行進する

         勇ましい国を作りたいひとたちと忖度する官僚その他

     

      オックスフォード英語辞典に2016年を象徴する単語として選ばれた

   ポストトゥルース「真実以降」の定義はこのようなものだ

 《 世論形成において、

   客観的事実が、

    感情や個人的信念に訴えるものより影響力を持たない状況 》

 

      本当にもうこの国は世界に先駆けて

                            「真実なき植民地」として足元から腐っている

 

 

 

 

 ウィトゲンシュタイン グラス マーティン ブランメル

    順不同

 ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン

  フィリップ・グラス

   ジョージ・マーティン

    ボウ・ブランメル

     関係あるような ないような四人組

      怪態奇矯な言い方をあえてすれば 

        ブランメルはもちろん

         ウィトゲンシュタイン

           ジョージ・マーティン

          書架に並べるのはなんだか気恥ずかしい

              ま 

           グラスもキザといえば気障か 。。

         だからかどうか

           本棚にはウィトゲンシュタイン関連は

       バーナード・レイトナー『ウィトゲンシュタインの建築』のみ

          加藤邦男『ヴァレリーの建築論』隣に並ぶだけ  

             趣味といえば趣味 

                単なる審美的嗜好ですが 

              というわけでこれらは 

          いま読んでいる本

    堀 洋一『ボウ・ブランメル』牧神社は古書で購入

      一九七九年三月三〇日初版第一刷発行

        まるで新品そのものデッドストック

         ネットで瀟洒な函入り書影を見て欲しくなった洒落本 / 笑。

『ザ•ビートルズ•サウンドを創った男 耳こそはすべて』

     昨年暮に新装版が発行された 元版は一九八〇年クイックフォックス

フィリップ・グラス自伝 音楽のない言葉』

         二〇一六年八月刊 

ウィトゲンシュタイン「秘密の日記」第一次世界大戦と「論理哲学論考」』

         二〇一六年四月刊

        新刊三冊は公共図書館にリクエストしたもの

 

     二十五歳のルートヴィヒが日記にこんなことを書いている

 《 さらにサンドミエシに向かって航行している。夜は穏やかだった。僕は非常

  に疲れていてぐっすり眠った。今は、タルノブジェクにおり、一時間半後に

  サンドミエシに向かって出航する。疲れていて寒い時には、残念ながら、僕

  はありのままの生に耐える気力をすぐに失ってしまう。しかし、僕はそれを

  失わないように努めている。・・・・肉体的に調子のよい時間というのは恩

  寵である。》          1914年10月8日

 

 《 可笑しいことに、今日僕は、糧食支給を受けている歩兵隊で、当初配給され

  る見込みであった士官用の糧食を貰えないことに腹を立てている。つまり、

  僕は最高度に子供っぽく、無作法に振る舞っている。しかし、わかってはい

  ても、僕は被った不正に対する立腹を制御することができない。何度となく、

  僕はこの不正について、そして、それに対していかなる手を打つことができ

  るのかについて考えてしまう。人間とはそのように愚かなものだ。》

                   1916年7月30日

     

      ファブフォー生みの親 ジョージ・マーティン伝もかなり面白い

   フィリップ・グラス自伝と一緒に読むことで

 二〇世紀音楽の普段は見えない背景が浮かぶような気がする  

    『フィリップ・グラス自伝』からも引用しよう

 《 この流れで思い出すのは、盲目の詩人でストリートミュージシャンだったムーンドッグの言葉だ。かなり変わり者で才能豊かな男で、一九七〇年代はじめには一年ほど西二三丁目の私の家で暮らしていたことがある。   彼はこう言った。「フィリップ、俺はベートーヴェンとバッハの足跡をたどろうとしている。だがな、二人とも巨人だから足跡の間隔が広すぎるんで、こっちは大股で飛び跳ねないとついていけないのさ」 》 

 アル・ジョルソンとグラス家が血縁関係だという事実も面白いが

   グラスがムーンドッグと一緒に住んでいた時期があったとは意外だった

    中村とうようサンからムーンドッグへの好意的な評価を聞いたのも 

      まったく同時代の一九七〇年代はじめだったはずだ 。。。

 

  それにしても飛び級して十五歳でシカゴ大学に入った少年グラスが

   シカゴのジャズクラブでチャーリー・パーカーコルトレーン 

     ロリンズ モンク バド・パウエルなど ビバップの巨匠たちの演奏に

       生で接していたことはアレックス・ロスの大著

        『20世紀を語る音楽』によって知識としてはあったものの

           改めて自伝で読むと僥倖的な事績

               とりわけ

             一九五五年に三十四歳で早逝した

               バードとの遭遇は奇蹟そのもの 。。

 

 

 老騏驎 あるいは老木の花 。。 

  ふと

 老いた騏驎から老騏驎という語を思いついた

    「騏驎も老いては駑馬に劣る」

       のキリンである

         なかなか語呂が良い

       そこに

    森於菟さんの名著から『耄碌寸前』をつけると

      さらに良い感じだ

        「耄碌寸前老騏驎」

   解剖学者があの「古典」を書いたのは七十二歳のとき 

     指折ることもなく

       それまで

        隻手で足りるようになった

          生意気が半ズボンを穿いただけの

            あの三歳児が

              いまや

        モウロクスンゼンを自覚したロウジンとなっている

            モウロクスンゼンロウキリン

              ナムナムナムアミダブツ

              六字名号や「少年易老學難成」に代え

             自家製の題目として

               自戒の意を込めて

                  唱えようかと思う / 笑。

 

                 耄碌寸前老騏驎

 

 

                  夕餐まえの

                  春の黄昏に

                  閑かに

                  胡蝶の夢として

                  老騏驎を念慮する

 

                            きわめて緩慢に描いたクロッキーあるいはエスキース

              これは老人にしかできない技法だ

 

                    

 

              

     

 

 協会酵母 とシュタイナー  柳宗悦 その他 。

駒場日本民藝館から

 『美の法門 日本民藝館本』2016年3月刊

  『柳宗悦バーナード・リーチ往復書簡』2014年7月刊

     二冊が届いた

      「柳とリーチの往復英文書簡集」の存在は知っていたが 

         これまで購入には至らなかった 。。

          それが

        先日ヤフオクに未見の『美の法門』が出品され

      その刊行に驚き

    日本民藝館に註文したもの

       『美の法門』はもともと

      昭和廿四年三月に

          協會本五百部

          函入り私版本二百六十部が出版された

          初刊『美の法門』は両冊を署名入りで架蔵するので

        柿渋塗強製和紙で装幀され リーチの英訳も併載された

      倍を超える厚さの両面表紙硬背本

          最新刊『美の法門』

    この21世紀版「日本民藝館本」限定七百部も所蔵したい

      要するに

  柳の私家版特装限定版蒐集者としては逃すわけにいかないト 。。/ 笑。

        おもえば

      柳の私版本蒐集を思い立ったのは

     一九八〇年

   季刊『暮しの創造』13号 「特集 理想の装幀」を見たことで

     柳宗悦というヒトの美意識に

       あらためて「衝撃」を受けたからだ

        只ならぬ繊細さと健全さを併せもつ美意識  。。。

          喨々たる名馬のような「無事の美」

            柳の著作には十代から親しんでいたし

      駒場日本民藝館は憩いの場所でもあった

         今は喪われた吹き抜けの大広間 

           巨大な大谷石の囲炉裏が切ってあり

             それが公に灰皿として提供されていた

               訪うひともなく 常に無人の空間で

            アフリカ・ドゴン族のデイベッドに横たわり

               両切りの富士かピースを喫う 。。。

                                                       鷹揚で暢気だった時代 に 過ごした若い日

            その精神の生地に

        天啓のごとく宗悦私版本の美が染み込んだ

             それから幾星霜 

        さまざまな善本の存在がなければ 無事生きてこれたか

          自信がない

         とりわけ

       柳宗悦 ジョージ・ナカシマと花森安治の存在がなかったら

     ぼくはバランスを喪っていたかもしれない 。。。

      オスカー・ワイルド芥川龍之介 アンブローズ・ビアスだけでは

         危険すぎるもの / 笑。

       人生は 

      闇に包まれた深い峡谷に張られたタイトロープである

     フィリップ・マーローの名台詞をもじって云えば

  「健全でなければ危なすぎる 繊細でなければ生きる悦びがない。」

 さて

  厭離穢土に徹して

    玩物喪志を逆説的に追究する

      趣味嗜好だけに本旨を見る隱遁者 瘋癲古老として

    メスカルやシングルモルトの探索も続けつ

      「新しい遊び」を見つけた

        ビオディナミ / バイオダイナミクスの研究

     ビオディナミの背景にはルドルフ・シュタイナーが存在した

         さて

       これには説明が必要だろう

          ぼくは印刷された書籍同様

       ボトルにもフェティッシュがある

         印刷された美しいラベルと形の優れた瓶

            濃淡の琥珀色や透明な液体に満たされたガラス瓶

           先々月

     エルヴェ・ジェスタンの名前とともに強く惹かれるボトルに遭遇した

           シャンパーニュであった

         2009年の『Winart』48号を取り寄せ研究開始

     そこで「ビオディナミ」がシュタイナーの影響を受けたことを知る

         あとは一直線

           研究と研鑽の日々(嘘大袈裟紛らわしい/笑。)

         元ワイン商のウイスキー生産者 ミシェル・クーヴルーの創見 

           熟成樽の重視と古代種大麦の再活用など

            それらがバタフライ効果となって

             ジム・マッキュワン時代のブルイックラディを経て

              いまや全面的に開花した趣もある

               ウイスキーに対する樽の影響力 

                 さらには土地の重要性

                   「テロワール」             

                 高山野生種アガヴェによるメスカルから

                  バイオダイナミクス

                    自然への回帰

               少なくともぼくの中では惑星が直列した                            ⭐︎

             「泡物」に執着するかどうかはまだ定かではないが

            迂遠にも その取っ掛かりとして

        小布施ワイナリー/ドメーヌソガが作る日本酒!!

      「ル・サケエロティック」

     6号酵母/ヌメロシスを1500ml 二本入手

        飲んでいたが

     昨日念願の 

         ヌメロ アン ドウ トロワ キャトル 

      協会1号酵母から2号3号4号酵母

          四本を入手 

        あとサンクがくれば初期協会酵母六種が揃う

 

            遊べ遊べあそべ 

                                          舞え舞え蝸牛     

      遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん

 

           こんな濁世 悪党どもにくれてやる / 笑。

            讀書と温泉浴と獨酌

               仙界に生きよう

       

         佛は常にいませども 現ならぬぞあわれなる

          人の音せぬ暁に ほのかに夢に見え給ふ。

 

 

 

 

 凍れる萃点

はじめに永劫があった

  姿のないものとして 

   質量を持たず

    無生物かつ無主物として   

     量子より小さな萃点

       絶対零度以下の

        凍れる萃点として

        あるともいえない ないともいえない

      永劫のまわりは無であった

     永劫はまったき空無のなか

         永遠の無として    

       永久の虚として

     虚無は永劫 永劫は虚無

    ふたつは不二

      幽玄なるかな 玄妙なるかな      

        不二の揺らぎが

         バタフライ効果となって

           真空中に

            宇宙と呼ばれる大虚無が発生した

             老荘では

            それを玄と呼ぶ  

 

          虚無と永劫と真空

            これら

        「死」を構成する三元素が

            逆に

         生命の産褥 命の褥となった

       無と死こそ生命の源にして原初

         はじめに死あり

   死は「イノチノシトネ」である        

      さて 

   通常にんげんの思考は単線である

    月を指さされると月を見てしまうように

     無と云えば無しか意識できない

      永遠と云うと永遠しか考えられない

        永劫と無を一如とし

          同時に把握する重層的思惟

           複線 複々線で洞察する

          複層思考でしか見えないものがある   

            真理はほとんどがそうだ      

       「思惟」とは言語を半透明化して

          重ねるように

            複数のことを同時に考える技術だ

              ことば 言の葉 異の葉 異の端 異端

                コトバは本質に異端を包蔵する

                  異端思考

             それには脳内麻薬物質の助けがいる

           脳内麻薬を活用しない平板な思考

              では

           「プラトンの洞窟」から脱出できない

         無と永劫を同時に見る

         前方ではなく視界のそと 無限の左右に

            無と永遠の隔絶したアマルガムを同時に把握する

              余白だけでできた余白

                時空のマルジナリア

                  量子的余白

 

                 宇宙とは余白だ

                永劫のなかの余白だ

 

                 無と永劫のあいだ

                宇宙は膨張というより「発生」を続ける

               永劫はひとつではない

             無限かける無限として

              銀河は群生し無限の無限乗に転移する

                無限の無限乗をイメージできますか

                  超光速で増殖するメタ宇宙

                    そこに

            増殖転写する超巨大銀河を思惟することでしか

         無数のアンドロメダ星雲や大銀河を把握することはできない   

                    意識とは

                 正眼 晴眼 青眼 星眼

            膨張する宇宙の波動を捉え乗るサーフィンだ

               コズミック・サーフィンとは  

                  観自在の謂だ

                     畢竟                              「宇宙は外部になぞない」

 

                 不二深遠  外内一如

 

               キミの阿頼耶識は揺らいでいるか 。。

 

    

  

  

  

  

  

 

往時縹渺『ニクソン訪中機密会談録』を読む

ハインツ・アルフレート・キッシンガーは

  ドイツ生まれの帰化アメリカ人であるため「大統領職」には就けなかったが

                   外交史上に

    多くの凡庸な大統領以上の足跡を残している

      驚くべきは 

    九十三歳のいまなお現役の「大物政治家」として

     昨年の十二月に訪中 ドナルド・トランプの代参を果たし

    中南海との四〇年余にわたる太い絆を世界に顕示した

           彼は

     クーリッジからニクソンまで8代にわたって

米国大統領に「君臨した」エドガー・フーヴァーFBI 初代長官に匹敵する

          アメリカの怪物である

     キッシンジャーの最初の訪中は1971年7月

    毛沢東ニクソン会談は1972年2月のこと

      その間

     1971年9月林彪副主席がソ連へ亡命途中 墜落死する 。。。

     昨日まで「アメリカ帝国主義はハリコの虎である」だったのが

                 一転

           北京中南海で極秘裏に国務院総理周恩来

     国家安全保障問題担当大統領補佐官キッシンジャーと機密会談

             ニクソン大統領への訪中招請

                これらと

          軍人中の軍人林彪元帥によるクーデター計画は

         無関係ではありえないだろう

       またこの時代背景にはプロ文革ベトナム戦争がある

          ことを忘れてはいけない

   この時期は一〇年に及んだ「無産階級文化大革命」の只中でもあり

      合衆国空軍による

    クメールルージュ/ポルポト派へのカンボジア空爆も始まっている

         この本には

       江青張春橋の名前も登場し

       きわめて複雑だった

      四十数年前を回顧追想しつつ読むと

    当時はまだ見えなかったものがウッスラ浮かんでくる

   この【増補決定版】では機密解除された部分が訳出された

  日本に関する部分は特に重要な内容を含んでいる

 合衆国も人民共和国も「まったく日本を信じていない」事実だ

       アメリカ合衆国政府こそ

  日本の政治家および財閥と軍産複合体を信用していない

   ほとんどのニッポン人はその部分を大きく考え違いしている

 

   ほんの一部だけ引用しておこう

  ニクソン大統領の発言

 《 私は在日米軍を撤退させません。【なぜならば、日本を抑制することが太平洋の平和にとって利益になると私は信じるからです。】

  周恩来総理の発言

《 第一にあなたは、平和的開放を望むし妨害もしない。第二に、米軍がいる間に日本軍を台湾に入れさせない。【何があっても避けようとするでしょうが、抑止するには日本に軍隊を置いておくことが必要です。】》

    

  【 】内は 旧版ではサニタイズド/抹消されていたため訳出できなかった部分

 

    より大部な 

周恩来 キッシンジャー機密会談録』を読んだのは2004年だった

  この国と国際政治を客観視するためにも

    冷静な理性 知性を保ちたいひとはぜひ 

  この二冊をお読みください

 

 日本の不透明さは新聞テレビのとてつもない堕落腐敗と相まって

   ますます酷くなった

 

  ニクソンに続くように訪中して国交回復させた田中角栄の失脚

      あるいは

     再選されたニクソン

   ウォーターゲート事件により任期中の辞任など

     南京豆と水門は仕組まれた罠ではなかったか

       本当はまだまだわからないことだらけだ 

 

   毛沢東ニクソン周恩来も四人組も

    この本に登場する人物たちはみな泉下の客となった

      不死身のモリアーティ教授のような

    怪人キッシンジャー博士だけが現役である 。。

 

     それにしても毛沢東ニクソン 周恩来キッシンジャー

  彼らが政治家だとすれば

    安倍晋三麻生太郎 石原慎太郎稲田朋美はなんだろう

      ぼくの考えでは 

    私欲により発狂した知的障害者である

 

 

   『ニクソン訪中機密会談録』増補決定版 

       毛利和子・毛利與三郎訳 名古屋大学出版会

 

   『周恩来 キッシンジャー機密会談録』

       毛利和子 増田弘 監訳 岩波書店