2008-06-10 祈るように「本」を読む 。 日記 すべて世ノ中のありにくゝ、 わが身とすみかとのはかなくあだなるさま、 又かくのごとし。 長明が庵をむすんだ八〇〇年前もそうであったように この世が棲みよかったためしはない。 『方丈記』のほか 『法句経』『自省録』でも あるいは『霊操』『パイドン』『徒然草』でも 枕頭に備え 手許に置き いや 常に携えるような 心構えで こころが揺らぐ節は 読み 眺め 没頭しよう 改めて そう思う そして こういう「時機」にこそ『歎異抄』のいう 《 善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや。、、、 》 「悪人正機」を 信じたい。 信じ 祈るしかない はずだ 獨語 謹識