2001年12月から発売されたシビック/タイプRは総ての生産がホンダ英国工場でされる。
これは画期的なこと
日本自動車工業史上の大きな事件である。
日野ルノー
日産オースチン
いすゞヒルマン
組み立て製造から始まった。
1950年代のこと。
やがて部品も日本で製造できるようになり国産車化していった。
そのオースチンA40やA50
ヒルマン・ミンクスの祖国
かつての自動車先進国イギリスで
ホンダがクルマを【現地生産】する。
前席レカロ・シートだの
革巻きMOMOステアリング・ホイールとか
(ついでにブレンボ・ブレーキにすれば良かったのに・笑)
細かなことは本当はどうでもいい。
日本が英國で高性能車を生産する。
組み立て生産から半世紀で日本の自動車工業はここまで来た
これはマン島TTでの初勝利以来の大きな出来事だ。
本田宗一郎が生きていたらどれほど喜んだろう。
この事の意味を分からない人種が
‘モータージャーナリスト’と称して
ただただ試乗のみに汲々としている
お笑いぐさと毒舌を吐いておきたい。
それにしても何故
21世紀の英國車/イギリス製ホンダ車に
ブリティッシュ・レーシング・グリーンを
純正の色として纏わせない。
BRGのホンダ・シビック・タイプR こそ
日本の自動車産業の一つの到達点となるだろうに。
そして気の利いた経営陣がホンダにいたら
イギリスでワンメイク・レースを開催するはずだ。
勿論SO-ICHIROW/CUPである(笑)。