厳寒の中 ちょっとした気紛れを起こして古着のアロハ売り場に紛れ込んだ。
ブランドネームや法定表示タグを次々と眺める内に面白い発見をした。
ちょいと面白い洒落たヴィンテージ・プリント風のモノは韓国製である。
中国はアロハ戦線に於いては他の衣料製品ほどの圧倒的席巻状態にないようだ。
韓国 中国以外に 印度 インドネシア バングラデシュ メキシコ フィリピン ベトナム タイランド・・・・・アフリカを含んだ世界各国/地域/島があった。
今やアロハは世界中で作られているらしい。
珍しい国では UAE なんてのがあった。
アラブ首長国連邦です。
此処にはなかったけど Made in DPRK という表示の衣料品を見たことがある。
朝鮮人民民主主義共和国の略称である。この場合はわざと分かり難い表示にしている。
勿論 発注企業の依頼だろう。
稀にアメリカ製やハワイ製品もあるが ここにあるのは皆ドンくさい(笑)。
愉しくお勉強している内に
露西亜製のアロハシャツを発見した。
メーカーは あの“OP” オーシャンパシフィック。
何となくタグが貧相だったけど・・・
それにしてもMade in Russiaのアロハシャツ・・・
私たちはかなり複雑な世界に生きているようだ。
たまたま昨夜見たNHKドキュメントでは「ロシアの経済力は残念ながら15番目だ」
ロシア連邦大統領 50歳のウラジーミル・プーチンが悔しそうに唇を噛んでいた。
1930年代の独逸が 何となく頭に浮かんだ。
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《アロハシャツの粋は背中にある》 其の美學に則り最終的に撰んだのは オフホワイト地に 淡く緑と黄色の椰子の木が描かれた一枚。
MADE IN PAKISTAN ‘PRESENCE CLOTHING CO.’100% RAYON
ホックニーの版画 「Bora Bora」を想わせる大人っぽいアロハで 値段は 185㌘でした(笑)。
↓〈参考〉現在の布哇製で 露西亜製ではありません〔笑〕。