あの「村八分」の未発表だった音源群が 一挙に発売になる。
《ハガクレレコード第6弾》
村八分のライブ録音 3タイトルと山口富士夫を中心にした「ティアドロップス」の再発。
計4タイトルを予約注文した者に限っては
が付く。
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ティアドロップスのは未発表テイクを含んだ2枚組。
1979年 再結成時の京大西部講堂ライブ。
今となっては彼らに「伝説のバンド」という決まり文句をアタマに付ける人たちも多いが 僕にとっては 全くリアルに同時代を生きたバンドだった。
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ある時 山口富士夫に こう言われたことがある。
「チャー坊に ちょっと説教してやって くれないか
最近いい気になってるみたいだから・・・」
希有なパフォーマー/ヴォーカリストとして一世を風靡した「村八分のチャー坊」こと柴田和志が亡くなる何年か前のことだった・・・かつての盟友 富士夫ですら 晩年のチャー坊には何かしら 想うことがあったのだろう。
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『チャー坊遺稿集』から73年の西部講堂ライブにも収録されている如何にも村八分/チャー坊らしい曲の歌詩を 書きうつしておこう。
《夢うつつ》
日曜日の朝早く御所の中でゆめうつつ
どこに どこに ゆめうつつ
日曜日の昼さがりうすらぼんやりひとり言
昔 昔へ ゆめうつつ
夢 夢うつつ ここは夢の中
昔 昔へゆめうつつ
日曜日の夜おそく朝の雨に今ぬれて
ぬれた瞳に おお夢うつつ
夢 夢うつつ ここは夢の中
昔 昔へ夢うつつ
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今更 ボクがいうことじゃないが いい詩だ。
もうひとつ 一度も演奏されることは無かったが
晩年の彼の心境を 如実に表していると想われる
さよならカズー。
「カズー」といってもあの小さなアフロ・アメリカンの‘楽器’ではなく、和志からきた ニックネーム。
部屋では 一人でよく唱っていたという・・・
《さよならカズー》
さよならカズー
さよならカズー
さよならカズー
ごみ箱のふたあけてみられ
朝はやく君を呼ぶ
ごみばこあけられ
まるからまるへのくぐりぬけ
まるからまるへのまるばしら
せめてまいりに東丸
まるからまわりまる
さよならカズー
さよならカズー
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NHKや民放 あらゆる権威に散々尻尾を振っておきながら
ロックやパンクやヒップホップを自称する
莫迦な餓鬼どもに負けてたまるか(爆)。
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