想像したこともなかった
奇貨を記念して2002年8月のKW 「戴冠する幼女/草間弥生」を再録します 。。。
展観 当時ぼくは三〇歳 草間さんもまだ五〇歳を超えたばかりだった 、、、
《 1980年代の初め頃、竹橋の国立近代美術館で
【 一九六〇年代-現代美術の転換期】
という回顧展があった。
ネオ・ダダ、ハイ・レッド・センターを始めとする
〈反芸術〉の作家達の作品が一堂に会した画期的な
展覧会だった。
などの反抗的で反社会的、汚い作品とその作家達が公権力に認められたのは、多分これが最初だった。
そのオープニングの日
かつての反抗的な反/芸術青年達は
幾分の晴れがましい気分とともに
やや老いて其処にいた。
東野芳明氏もまだ元気で雑談を交していた。
戦後の前衛達が立って歩いて挨拶をしている。
少し古びた現代史たち。
ボクは今よりずっといかれポンチだったから
廃墟を背負った前衛たちに敬意を表して
鍔の広くないストローハットに
フェイクのプラスティク製
果物を飾っていた。
林檎オレンジ葡萄
バナナ…。
誰かと挨拶して
さて。
「あらァ 可愛い。どうしたのォ それ。
………被ってみて良いかしら。
ありがとう!」
玩具の果実のついた帽子を嬉しそうに被る草間弥生は
自己戴冠する童女だった。
http://www.moma.org/exhibitions/1998/... 》
草間彌生さんは「長生きも藝のうち」のひとつの典型だとおもう
彼女が20年前 30年前に死んでいたら 。。。。
おそらく三木富雄くらいのあつかいでしかないだろう
河原温も死んだし 荒川修作 工藤哲巳 赤瀬川原平も泉下のひと
60年代の前衛でいまも生きているのは草間さんの他には
(敬称略)
それにしても これで異端への規制がとれた
次は横尾忠則だろうし
北野武にも配らないと いけないだろう / 笑。
それにしても
明治の遺物 勲章とランドセル セーラー服 学生服を
やめないかぎり この国に未来はない
断言する 。。。。
ノーベル文学賞は 漫画家にも配るといい
個人名はあげないけど
少なくともこの国の漫画家には
ぼくの見るところ 今この国の小説家は単なる「絵の描けない漫画家」にすぎない/笑。