ゴダールの自刎に 奪われつつある 辺境性を憶う 。。
JLG こと Jean-Luc Godardが消えた
フランス人に言うと嫌がるけど
彼はフランスとスイスの二重国籍だったが
死地からもわかるように濃いスイス気質を持った
独創的で革命的なスイス人芸術家だった
スイス人芸術家グループは20世紀に大きな文化革命を起こした
順不同でいえば
マックス ビル C.G.ユング ロバート フランク
ジャン ティンゲリー ペーター ズントー etc.
巨大な革命的芸術家の先端を60年のあいだ走りきった 。。
それはオスカー ワイルド W.B.イェイツ バーナード ショー
サミュエル ベケット フランシス ベーコン たちを生んだ
イギリスのアイルランド
日本における東北地方の不思議な凄さと共通性がある 。。
彼らはさらなる収奪と併せて世界中の「辺境性」をも収奪した
腐りきった五輪 カネしか指標のない大衆娯楽産業
・
薄手安造りの「高等教育」と呼ばれるぼったくりサービス産業が
アタマの弱い親と子ども達を席巻して久しい
マネー幻想こそ姿を隠した現代の「笛吹き男」だ
・
グローバリゼーションの親玉 クラウス シュワブが今頃になって
『ぼくはお金を使わずに生きることにした』のマーク ボイルさんと
同じようなことを言い始めた グローバリスト/ネオコンは
今度は「貧乏」までも奪い取ろうとしているらしい/笑。
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アレクサンドラ メアリー の霊柩車に関して補足しよう
スコットランドでの遺骸を載せた車列の詳細はまず先頭が
メルセデスE55改霊柩車 続いて生前愛用したベントレー ステートリムジン
その後ろには四台のレンジローバーが続いた
七台編成の最後尾は正確な車種は不詳だがBMWワゴンだった
面白いことに先頭の霊柩車と最後尾はどちらもドイツ車輌で
しかも車列にセダンは一台も含まれていない 。。
2002年にエリザベス在位50周年を記念して英国自動車製造者協会から
贈られた二台のうちの一台だ エンジンはロールズロイス製V型8気筒で
いわば最後の伝統的英国高級車である。。
(厳密にいうと翌2003年製からはドイツ国籍と考えるしかない/笑。)
本土イングランドに渡ってからは車列編成に変化があった
霊柩車はジャガー社製となっていたうえボンネットには
最後の最後の粋な計らいというべき
女王乗車時のマスコット「竜を退治する聖ジョージ」像が立っていた
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それぞれ十代で観て意識深層に深甚な影響を受けたことは間違いない
が貼ってあった 少し顔見知りだった店の女性に
アレ欲しいなぁとねだったら「見てないから 剥がせば」と
言われたことなど 若い日々を甘酢っぽく思い出す 。。
ゴダールらしいといえば言える 祝福したい 。。