スコットランド バルモラル城で死んだ
クイーンエリザベスの遺体を載せた
霊柩車に強い興味があった
それはベントレーでもディムラーでも
ロールズロイスでもなく
もちろん フィリップ王配の遺骸を運んだ
軍用緑のランドローバー改造無蓋車でもなかった
意外なそのクルマはドイツ製
メルセデス ベンツ EクラスE550
の後部を延長し霊柩車仕様に仕立てたものだった
・
たしかに
純粋なイギリス車などもはや存在しないも同然だ。。
フィリップ王配が生前10年かけてランドローバーを
暗緑色のピックアップに仕立てていたのは理解できる
今回バルモラルからエディンバラまで
道中はエリザベスの最後の公用車となった
2002年製ベントレーステートリムジンが
メルセデス霊柩車の直後を伴走したようだ 。。
その際
エリザベス乗車を示すマスコット「竜を退治する聖ジョージ」
だったかどうか公式車輌オタクとしては気になるところだが
あまりにもマニアックな情報だから現在は確かめる術がない/笑。
事実としてエリザベス女王の
霊柩車はメルセデス ベンツ だった
・
クイーンエリザベスは世界を牽引した英国車の
勃興とともに生きた
ロールズロイス ベントレー オースチン ウーズレー ライレー
クーパー ロータス アストンマーチン ブリストル レンジローバー
ウェールズだって黙ってはいないはずだ
細々と凍えながら食糧不足の世界を生きるだろう
メアリーが高齢だから遠慮してきたがこれから
思う存分さまざまな色のイギリス人は暴れるだろう
香港返還から四半世紀が経過した
雨のなか後部座席のみオープンの正式ショーファードリブンカー
で香港政庁周辺を一周して 待ち受けていた英国海軍の機帆船に乗込
出航したプリンスオブウェールズは「20世紀的」に格好良かった
そして入れ替わるように人民解放軍部隊が香港に入城 。。
あの返還式典こそ皇太子チャールズと英国の最後の様式美を
示すものだった。。
2ドアを無理やりにショーファードリブンさせる
これは着物を後ろ前に着るくらい みっともない行為だった
ご丁寧に菊紋までついていたが前部バックレストが倒れず
二人はアジア風馬鹿丸出しで立ち往生/笑。
ローブデコルテとかティアラとか十二単とか
この国の皇族の不細工さを見る時いつでもぼくの脳裏には
ナポレオン装束を身に纏ったトゥーサン ルーヴエルチュール
ウガンダのアミン大統領とどこが違うのかと笑ってしまう 。。
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イギリスも日本も王室とか皇族とか もうやめた方がいい
付言すると女王エリザベスは長い在位期間中
一度もインドをはじめとする旧植民地に 過酷な支配を
正式に謝罪したことがない イギリスの店仕舞いに向けて
新国王チャールズの仕事はこの辺から始まるだろう