「石板食堂」にて

melittaで入れるコーヒーを準備してから

  石板に色チョークで その日のメニューを書き出す

       たとえばこんな具合

  「 珈琲 野菜ジュース クロワッサン 

    ぬか漬と茗荷の冷たい麦茶漬け

    豚肉とキャベツの味噌炒め 中華風スープ 搾菜 」

  「 カフェオレ プチパン V.J.

    韓国冷麺 

    刺身盛り合わせ 麦とろ ぬか漬け 」

最初はあった 朝 昼 夜 を省略し 野菜ジュースはV.J.と略す

      追加したものは随時 小さな字で書き加える

         トウモロコシ 枝豆 巨峰 ハモンセラーノ ゲソ天 幸水 etc. . .

 

 この夏から始まった新しいハビット

   要するに おままごとならぬ 原寸の食堂ゴッコです

 

    昭和期にはその日のメニューを黒板に書き出してある定食屋さんがありました

        いまだ電子レンジも持たず生きるワレワレとしては

      その真似をしてみたかった ト 

    ちいさな黒板かホワイトボードを買おうかと言われたけど

  無駄なものを買う必要はない 

   四〇年もまえ家人がフランスで購入した小学生用の石板 蝋石ではなく

     現代風に色チョークにしよう

       「シュタイナー学校」のチョークもあります 。。。 

         購入者であるぼくが忘れていたことまで 示唆される 

           赤とんぼが飛ぶようになった今日もつづいている

        昨年の十一月に始めたダイエットも着実に成果をあげ

           10Kgの減量に成功

         体重は70Kgをコンスタントにきった

      昨日の温泉における体重測定では67.85kg

    さしあたっての目標は 65キロ以下

    

              🌟

    

    さあ ルシアン・フロイドでも見習って 格好いい元気な爺さんを目指そうか / 笑。 

     ところで

    『ルシアン・フロイドとの朝食』は絶賛したいほどリアルで傑出した評伝だ

    陣野俊史テロルの伝説 桐山襲列伝』は薄れかけている「感覚」と「記憶」を呼び醒ます刺戟的な一冊

    図書館の本で現在進行中なのはクレア・ビショップ『人工地獄 現代アートと観客の政治学

    スーザン・ソンタグイン・アメリカ』  。。

    

       今日図書館で借りたのは

    レジス・ドゥブレ『思想としての〈共和国〉:日本のデモクラシーのために』[増補新版]    

        ドゥブレは以前リクエストしたものだが

    『戸井十月全仕事』はたまたま新刊書の棚でみつけた

      書店でも見ていなかったから早速借りた 全仕事という割にはなんだか薄く感じた 

        もっとたくさん仕事したと思っていたからだ

           それでも 方形 立方体の骨壷に入った十月を持った気がした

             ジュウガツと路上の友人ともいうべき形で最初に出逢ったとき 

               ふたりともまだ二〇歳をすこし超えたばかりだった 

                彼がまだイラストライターだった時代 

                 その後

           「プレス75」の頃はよく事務所に遊びに行った「プレスナナハン」と呼んだら嬉しそうに笑ったっけ。。。

        少なからぬ知己友人が帰泉した 佛教ニヒリズム 老荘アナキズムの徒であるぼくには 

            南無阿彌陀佛 六字名号のほかには言葉がない 。。。 

        レジス・ドゥブレとチェ・ゲバラ さらにカストロ 戸井十月を結ぶリンケージされた「縁」をおもい

                   粛然とする 

   

      《 死者を死せりと思うなかれ生者のあらん限り死者は生きん 死者は生きん 》