髭や髪が白くなった頃
さやかでありつも ささやかに しかも誰かにささやかれた かのように
ようやく辿りついた心境として
ふたつのことを挙げておきたい
ひとつは「足るを知る」 あるいは 単に「 知 足 」
もうひとつは「知らざるを識る」
つまり わたしが辿りついたのは 何も知らないという 簡明な 小庭のような認識 。。。
これだけ それだけ/笑。
いまのぼくにとって最も重要なのは
「足るを知る」と「知らざるを識る」
このふたつの
微かに矛盾を帯びた
短い言葉に尽きるように思います 。