無血革命としての「官僚制度」の解体。あるいは奪権に関する二三の雑記

「日本国」の政体を ほとんどのひとが「民主主義」と考えている

民主主義という言葉にはまったく実体がないにも関わらず です。

疑うひとは「朝鮮人民民主主義共和国」と呟いてみるがいい

あるいはポルポト率いるクメールルージュがカンボジアで政権を奪取した際

最初に名乗った国名が「民主カンプチア」だったことを想起されたい

日本国は戦前・戦中はもちろん 戦後も

21世紀になったいまも明治以来の「立憲君主制」国家である。

敗戦によってほんの少し手直ししたから「立憲君主制・改」のほうが「らしい」かもしれない

戦闘機 紫電改の「改」である/笑。

明治維新以降 日本は近代国家の体裁を整えるために

大日本帝國憲法と帝國議会を必要とした

帝國憲法の発布は明治22年 1889年 

第一回帝國議会の招集は 明治23年 1890年でした

ところで 内務省の創設は 明治6年 1873年

憲法よりも議会よりも 官僚制の成立ははるかに早かった。

このことは とても重要な史実です

重要といえば もう一点 

無条件降伏後の進駐占領によって帝國陸海軍を解体し

財閥解体と農地解放 その他を行った 進駐軍 GHQ/SCAPも

間接統治する都合上 

省庁と官僚制度には手をつけなかった

唯一 

悪名高き 内務省のみ 昭和22年になくなり 

強大な権力を他の新たな省庁に譲っただけ 。。。

つまり官僚制度とは初期明治政府のもとに出来た 

天皇制下の国家管理システムなのだ

彼らは江戸時代でいえば 直参旗本のような特権保有者そのものだった

だから 官僚たちは基本的に自分たちが国家を運営していると 当然思っていたし いまでも思っている

前日の事務次官会議によって予算人事等 すべて終わったことに 署名だけする 

閣議などは 欲にまみれた木偶の坊の操り人形芝居に過ぎず

その他の大勢の国会議員・政治家にしても

イナカから出てくる「株主」か せいぜい国民=従業員組合選出の「労働貴族」に過ぎないと思っていたのだ/笑。

戦後は主人たる天皇が朕自らは会社経営をしない建前になった以上

老獪な大番頭のかれら官僚たちが経営権を握ったのだ

それに 今も隠然と影響力を発露したがる

薩・長・土・肥 

とりわけ図々しいだけが取り柄の大馬鹿小馬鹿の長州人脈

霞ヶ関山口組系が蚤壁蝨虱のごとく絡んでいるのが

今もなお 明治を続けているこの国の 実情なのです/笑。

ぼくは 今度の政変につづく「官僚制度の解体」事業

あるいは官僚からの「脱権力」を 冗談ではなく 一種の「無血革命」と考えている。

いや ホント 。。。/笑。