五月の雨の木曜日にさほど意味もなく、四〇年来のアイドル! Hockney 氏の近況を特集します / 笑。
そもそもは先週のこと。
AFP BB News に 《 i Phoneで「お絵かき」に夢中、名画家ホックニーが個展開催 》
との記事が載っていました。
ややわかりにくい文章だけど内容を要約するとこんな感じ 。。
【【5月1日 AFP】ロンドンのギャラリー「アンリー・ジュダ」で30日、現代最高の画家の1人とされる英国の画家デービッド・ホックニーが携帯電話端末iPhone を使用して描いた作品の展覧会「Drawing In A Printing Machine(絵を描く機械による絵画)」が始まった。
「iPhoneを使って手で花の絵を描いて、それを友だちに送るのが好きだ。友だちは『新鮮』な花を受け取れるし、私の花は永遠だ。決して枯れたりしない」と71歳のホックニー氏。夕刊紙イブニング・スタンダード(Evening Standard)の取材に、「電話が絵を描くことを思い出させてくれるなんて、誰が思っただろうね」と語った。
ホックニー氏によると、iPhoneで絵を描くコツは「スクリーンをそっとなでること」。テクノロジーの進歩によってコンピューターが人間の動きにすぐに反応するようになったおかげで、アーティストはスケッチブックに描くのと同じように、自由自在にコンピューター上で絵を描けるようになったと説明した。】
でも、よく見ると写真は2点とも 昨年のドイツでの展覧会のだ。
それにしてもiPhoneの入力画面で絵が描ける のか、、、。
さっそく調査を開始する。
調べると五月一日から Annely Juda 画廊でやっているのはこんな展覧会。
どうやら
これまでの「ホームメイドプリント」や「ファクシミリドローイング」の延長上に位置するインクジェットやトナーを使った
コンピュータ絵画の流れ。
それにしても、これを iPhoneで ホントに本当か / 笑。
ぼくはアイフォンにあまり詳しくないので断言はできないけど、
この記事のなかに 《 Using a graphic tablet and a tablet pen, 》とあり、《 And the same applies now that the artist has discovered Photoshop. 》とあるところを見ると ペンタブレットで入力した画面で フォトショップを使ってインクジェットのプリンターで出力したもののようだ。
いかに天才的な大画伯でも 指先でこんな細い線が描けるはずがないよね /笑。
推察するに、
ここ数年のあいだ、ひたすら水彩画に向かっていたホックニーをプリンター出力による「コンピュータ絵画」に戻らせたのが
iPhoneという意味で
これまでのホックニーの仕事をあまり知らない記者が勝手な憶測でつけた見出しだったのでは。。。