Aeron Chair / HermanMiller

無事に修理が完了しました。

先週末に購入店担当の方から(購入時も同じヒト)電話があり

ハーマンミラーメンテナンス」から修理が終わったので

受け取りの都合の良い日時を指定して欲しいと連絡がありました。

いつがよろしいですかと、いつもながらの鄭重さ。

週明けの午前を指定して月曜に待つも

福山通運の都合で火曜日になりましたが、無事に到着。

さっそく開梱して見ると

座のメッシュ部の交換でまったく新しくなっています。

張力も購入時と同じ硬さで快適そのもの。

そしてなによりも感心したのは、輸送箱のこと。

届いた箱はフラットに畳まれていますが、

まったく一人で広げて椅子を梱包できるよう工夫されています。

(下に敷いた段ボールに椅子を載せて、

周りを少し立ち上げると四角い皿上になる。

その上にラウンドケーキ風に組み立てた上箱を被せ、

解説パンフのある「手締め用PPバンド」なるモノで締める)

アーロンチェアはそれなりの重量があるのですが、

たぶん女性でもそれほど苦労しなくても梱包できるはずです。

さらに感心したのは 

返送されてきた箱がまったくぼくの組み立てた箱そのものだったことです。

自分でした下手なテーピングがあったからすぐ分かりました/笑。

本当に熟慮された無駄のないパッケージ&システムでした。

もちろん、ぼくの支払いはまったくなく、完全な無料でした。

購入店の担当者のヒトとハーマンミラー社に感謝しています。

このささやかな報告が参考になれば幸いです。

20080912

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遅くなりましたが経過報告です。

前回最初の報告を書いたその日の午后にはもう購入店から折り返し連絡があり、

ハーマンミラー日本に修理の詳細を問い合わせたところ

該当する座の部品・修理用パーツを国内倉庫では切らしていることが判明したため

アメリカから改めて取り寄せることになり、修理までに約一か月が必要ということになりました。

到着次第、連絡を入れますのでよろしくお願いします。」

と極めて迅速かつ丁寧な応対でした。

その時いちばん驚いたのはまったく修理に要する費用とその概算の話もないため「保証書」を読んだところ

なんと正規品は「12年間保証」でした。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10,11,12年間ですよ。

そこで感動して割と長文の事実経過を書いたところ

理由不明(おそらくメモリーが不足している)のブラウザ落ちで

改めて書き直す気力もないまま今日になってしまいました/笑。

一昨日、久しぶりに電話があり、「部品が届いたので

福山通運で椅子輸送用の段ボール箱を明日発送します。

その箱でハーマンミラー・メンテナンスに返送して欲しい。」とのこと。

今日の昼には折り畳んだ段ボールが届きました。

明日は梱包して送ります。

送料までも全額あちら持ちです。

福山通運と全額あちら持ちで思い出しましたが

アップルとかハーマンミラーとかアメリカ企業の製品保証制度はやはり凄い。

 参考 同じように座がほつれた人の修理例がありました。

 アーロンもミラも12年という長期間の保証を考えると確かに安いとさえ云えます。  20080828

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さて、使用開始から三年と少しが経過しました。

実は昨年の秋くらいから アーロンの座の部分のメッシュが

「プチ、、、プチッ」    、、、「ピチッ」

と小さな音を立て 切れはじめたのです。

細い糸がお尻の下で切れる感触はなんとも 奇妙なもので

我慢できないほどではないにせよ、

やはり 気持ちの悪いものでした。

それが段々と拡がってきて 

見た目も悪いのですが、

なんだか今朝からは

ある種の雪崩現象を起こして「ブチッッ 、、、、ブチブチッ、、、」と

切れ始めました。

もう放って置くわけにはいきません。

本棚に入れてあったハーマンミラー関係のパンフレット類、書類等を探して

先ほど、購入する前に下見に行った

五反田の日本デザインセンター五階にある

ハーマンミラージャパン株式会社」の名刺が出てきたので

電話を入れました。

そこで、アドバイスを貰い、購入した店にも電話しました。

保証書はまだ送ってないのですが探せば出てくるはずです。

(下を読んだら保証期間ナント12年間!!とある。。。良かったよかった)

いま、こうしてタイピングしている間も

お尻の下では もはやかなり大きな音と感触で

ブチブチッと 。。。。/笑。

さっきから一時間経った状態では

もはや適正な張力/tension を座面から得るのが困難になり

ブチブチブチは、、、止まらず、

最終的な崩壊過程に達した模様。

詳細に見ると比較的太い横糸がドンドン切れています。

もはや座れません。(床に膝で立って最後の報告。。。。)

トトト・ツーツーツー・トトト   総員退避。

無事なミラと交換します。

ほかのユーザーにも参考になるでしょうから、

経過は詳細に報告するつもりです。

乞うご期待。     20080709

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僕のアーロンはチタニウム色のベースにクラシックタイプの織り模様のメッシュを張ってある。

現在はこのチタンカラーの物だけを米国から輸入しているが、柔らかく落ち着いた色で家庭で使うには好ましいと思っている。

色は他にもグラファイト色、ポリッシュド・アルミ、お馴染みの黒があり、座の色もタイプによってヴァリエーションがある上にメッシュの織り模様も何種類か用意されている。サイズも日本国内で標準的に販売されているのはSとMだが、米本国にはLサイズがあり、それを個人輸入している人もいるとか。

色々と選択肢があるから最も自分にあった物を多少時間を掛かっても、慎重に選ぶと良いのではないでしょうか。とにかく保証期間だけでも12年間なのですから。2005/3/15

日本に初めてイームズチェアが届いた時の事を書いた感動的な文章のコピーが手許にあります。

『贈られたイームズ・チェアについて』という題で筆者は剣持勇氏です。

時は昭和27年/1952年まさにミドセンチュリーそのもの。

イームズとノグチとは,いわば仲間で,ノグチが1950年の秋日本から帰国して,眞先にロスのイームズを訪れ在日中筆者が協力した作品であるバンブーチェアの写眞を見せたところ“非常に喜んだ”と早速筆者へ知らせてくれた。そして“米國のファニチュア・デザインの傾向の一つとして,できるだけ軽く,小ぶりにという傾向を示す適例としては,イームズの新しい椅子に及ぶものないと思うので,これを寄贈するように彼に依頼したところ快諾してくれた”と書き添えてある。(猪熊弦一郎氏にも同様の手紙があった)それから1年経過して,(椅子よりイサム氏が一足先に再來日したりして),やっと横浜着,税関手続で更に2ヵ月を要し,12月も押しつまって始めて,荷を手に入れた。》  『工芸ニュース』 Vol.20

それから半世紀以上経った2005年2月のある日、僕のアーロンチェアミシガン州ジーランドにあるハーマンミラー本社工場から船で運ばれてきた。 

米国製の場合は12週間掛かると云われたのですが8週間ほどで到着しました。届くまでに一年以上を要した1950年代とは正に隔世の感があります、、、

ゆっくり感想などを書いていこうと思います。2005/3/9

↓趣味で本社サイトにしました/笑。