A GOGO という言葉には独特の「魔法」がある。
少なくともぼくは その音が喚起する表象に惹かれる。
たまたま「どどいつ文庫の読書中断メモ」というブログを読んでいて
「ガイヂン・ア・ゴーゴー」という奇妙で二重三重に蠱惑的な単語を見つけ
辿り着いたのが「この画像」
SAKURA MATSURI はワシントン、NYとアメリカ各地で行われているが、これは紐育はブルックリン植物園と判明(後ろに張られた幕のロゴから)。
ところでどうして二重三重に「ガイヂン・ア・ゴーゴー」が奇妙な言語感覚をあたえるかというと
ほんの少しまえまで「ガイヂン」というのは在日外国人のなかで
とくに印象のわるいといわれるコトバだったからです。
確かにこの響きから「排外主義的な匂い」を感じるのも可能です
(ぼくは遣う必要のある時は意識して「外国人」と発語しました)
しかし、この「ガイヂン」あるいは「ガイジン」という言葉は子どもや老人に愛用されていました。
それが、一抹の皮肉をも含むのでしょうが、なんと国際語になったらしいのです。