ジャスト・ア・ストーリー・フロム・アメリカ/ドライブ・オール・ナイト。
『僕等はだんだんサイコロジカル・クリーンになっている』
という歌詞をときどき心の奥で想い出し共鳴しリフレインする。
青年期特有のリリシズムを彼ほど繊細かつ美しく謳ったシンガーは稀だ。
70年代半ば、新宿ロフトにベースと二人だけというシンプル極まる編成で出演したとき、開口一番、ボクはフォークパンクだ!といって一部にだけ受けた。
ライブが終わってから少しの時間一緒に飲んだ。
スコット・フィッツジェラルドが大好きで一番影響を受けたと少し照れくさそうに言っていた。
だからだろうか今彼はパリに棲んでいる。
ホントにいい奴だった。
エリオット・マーフイの名前を呟くと魔法のようにボクは青年に還る。
10年前LPは総て処分したから彼の音源は一枚もないけど・・・そろそろ欲しいな。