ハンス・J・ウエグナーさん。
哀しいお知らせです。
あのハンス・ウエグナー氏が亡くなったと昨日
高山で北欧家具のリプロダクトをしている
株式会社キタニからメイルが届きました。
簡潔で要を得ているので拙文にかえ、紹介させていただく。
《 20世紀を代表するデザイナーの一人であるハンス・J・ウェグナー氏が、2007年
1月26日に92歳で亡くなりました。
彼は「マスター・オブ・ザ・チェア」と呼ばれ、その生涯で400脚以上もの椅子
をデザインしました。
彼のデザインした椅子のいくつかは現在も生産されており、今も尚多くの人々
に愛され続けています。
キタニでは復刻こそしていませんが、ウェグナーのデザインした多くの椅子を
リペアすることにより、その構造だけでなく、椅子に対する彼の真摯な姿勢や
一途な愛情など、彼の作品を通して様々なことを教えてもらいました。
ハンス・J・ウェグナー氏のご冥福を心よりお祈りいたします。 》
ぼくも 南無阿彌陀佛 と心から掌を合わせるのみ。
なお、日本の報道機関は
没後、一週間になる今日に至るも
一切報道していないかに思われる、、、
デザイン・ブーム、北欧人気、家具インテリアへの強い興味などと、商業主義的には大騒ぎしても
野球選手の年俸や腐った芸能人の惚れた腫れたの動向は五月蠅いほど繰り返しても
間違いなく現代の家具、19世紀のミヒャエル・トーネットに匹敵するような
20世紀椅子の父祖だったハンス・ウエグナーの訃すらない。
それが、日本だ、日本人だ。悲しいまでに相変わらない、この国の民度だ。
※ Studio KitaniのHPもご紹介しておきます。