Robert Rauschenberg
ボブ・ラウシェンバーグには一度だけ会ったことがある。
もう随分前、銀座の西村画廊で
いや、会ったというより正確には、信楽で陶板を制作中の彼がデヴィッド・ホックニー展のオープニングに駆けつけたのを見かけた。
ホックニー同様POPでカラフルで活かした親爺だった。
ジャラジャラと服中にいわゆる(カウンターイデオロギー)ボタンを附けていたから
リベラルな「南部人」を初めて観たような気がした。
そういえば1925年生まれのラウシェンバーグは今年、80歳になったわけだが、彼に関してはとても好きなエピソードがある。
ロバート・ラウシェンバーグのお母さんはとてもしっかりした立派な人で、既にアメリカを代表するトップ・アーチストだった彼に、ある日こうお説教した。
「ボブ、いつまでもそんなことをやって遊んでないで真面目に働きなさい」
そう言われたとミスタ・ロバート・ラウシェンバーグは頭を掻いたそうです/笑。
70年代から80年代当時アメリカきってのシルクスクリーン工房であるSimca Prints Artistsを主宰していた川西さんに聞いた話だから全くのトルーストーリーでしょう。
いやあ、それにしても何年経って想いだしても、いい話だなァ。
ボブもお母さんも最高だな/笑。
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Gemini G.E.L. が創った名作版画の数々。