カップ・マルタン休暇小屋

21世紀の【暮しの思想】に最も影響を与えるだろう20世紀の極小建築。

コルビュジェが自分の休暇用に建てた小屋。

 パソコンを手に20世紀を振り返ると

 これまでと違う世界が見える。

 家も、仕事も、変わるだろう。

 だから【休暇+小屋】の意味は大きい。

終生「自邸」を持たなかった偉大な建築家

ル・コルビュジェの「終の棲家」となった。

ニホンジンにとっては 茶室というより鴨長明方丈記を思わせるほど簡素な構造物。

無駄のないストイックな小屋そのものであり、

しかも暮らしのための獨特な工夫があり、

精神性が優先された理想の小屋である。

ミース・ファン・デル・ローエのファンズワース邸も悪くないけどあれは20世紀的理想の住宅であるだろう。

1965年8月28日、この下の海で

まるで自ら望んだように

彼は死亡する。