『美しい暮しの手帖』

大橋鎭子と花森安治

この二人の不思議な出会いによって

類い希な雑誌が始まった。

敗戦間もないこの国で

着る物に事欠く人は多かった。

そして

その様な中で

少しでもお洒落な感覚を

活かしたい 復活させたい人たちもいた。

初めは服の型紙集だった。

その資金を元に

この国と

人々の生活そのものの新生への願いを込めて始まったのが

『美しい暮しの手帖

1948年。昭和23年のこと。

それから50年以上が過ぎ

モノにあふれる私たちの暮らしは

本当に美しくなったのか。