Christo and Jeanne-Claude

少し年季の入った現代美術ファンなら

 

単に「クリスト」で記憶しているだろう。

しかし今は「クリスト&ジャンヌ=クロード」

が正しい呼び方となっている。

(正確には94年から「Christo&Jeanne-Claude」

になりました。)

世界に70年代の始まりを告げた

あの輝かしいオレンジ色のプロジェクト

「ヴァレー・カーテン、コロラド州ライフル、1970-72」

真っ白く何処までも続くような

「ランニング・フェンス」………

「囲まれた島々」

 

「梱包されたポン・ヌフ、パリ」

「梱包されたライヒスターク(旧独逸帝國議会議事堂)」

・・・・・。

そして今も

幾つものプロジェクト/作品が世界中で進行している!

クリストは本当にいつも僕たちをワクワクさせてくれた。

クリストとジャンヌクロードが世界中の子供や若者に教えたのは

夢は正しい見方をすれば必ず適うと云う事。

私たちの棲む世界は寧ろ夢の中だと云う事

描く事と手と眼の重要性。

そして言葉の大切さ。

持続する魂魄。

・・・。

彼が20世紀後半と21世紀を代表する素描家である

事を忘れてはならないだろう。

描く事の神秘!

そして彼の初期作品が持つ

凄まじいまでの呪術性とその剛さ。

深さと簡潔さ。

いえ今日が13日の金曜だから駄洒落的にクリスト

という訳ではありません。断じてありませんとも!(笑)

なまじな画集/作品集より遙かにいいサイトです。