1958年の初代モデルc100以来
今も生産が続いている
20世紀の日本を
象徴し代表する
工業製品だ。
やがて半世紀/3000万台にも届こうとする
カブの歴史の中で
一瞬だけ
奇跡のような
車種が市販された
昭和のまだ30年代
37年に出たCR110
嘘のような話しだけど
ボクはこれを買おうと思った。
正式なTeenagerにもなっていない
ちょっと風変わりな少年は
お小遣いを貯めた
少年M資金や
アレコレで
何とか買える目途を付けた。
しかし重要な問題が残った。
保安部品の附いたノーマルな市販車は
タンクの形もシートの形も
ハンドルや消音器の形状も
少年の美意識を満足させなかった。
しかし
それらを別売りの部品に換えるのは
流石に手に余った。
子供が市販レーサーを購入する
無謀な計画は
かくして頓挫した(笑)。
10年ほど前CR110は
注文分の僅か20数台しか
生産されなかったとの記事を目にした。
偉大な変人子供の名誉を逃した訳だ。
始めに053
CR110カブレーシング保安部品装着車
次に052
CR110(レース仕様車)
を見て下さい。
少年の気持ち分かるから(笑)