『十五歳』ポール・ジンデル著

ふと思い出し、遠い目をしながら探してみた。

79年に角川書店から出た小説。

龍田八百・訳

ポケットに洗い熊の仔を入れ高校に通う少年。

父親は彼にこう教える。

「いいか、お前どんなことがあっても

眼ン玉だけは踏まれるんじゃないぞ。」

何だかとても気に入って

友だちに薦めて廻ったのを想い出す。

あれからもう23年の歳月が流れたのか……