2002-07-05 本の行く末(蔵書について) 骨董品・アンティーク もう店を畳むと言う古本屋さんで幾つか本を購った中に、斉白石の畫帖があった。 読んだか読まなかったか判らぬほど綺麗な本。 扉に蔵書印。 丁寧に押されたそれに,どこかで見た記憶がボンヤリ浮かぶ。 磯崎新だったか、それともあの人だったか。 それは大判の建築写真の本だった。 扉に同じラテン語の言葉が上質な朱泥で押されていた。 あの本は買わなかったが、 その古本屋も間もなく代替わり。 建築。 ラテン語。 蔵書印。 畫帖。 『文人畫粹編』 は中央公論社刊・・・ あの人しか居ないかな。 不思議な縁。