2022-01-01から1年間の記事一覧

簡素なparadise 雑木林と沈黙の春 。。

そろそろ電話連絡しようかと思っていた ゴツい手をしたアラフォー庭師のケンちゃんが 不意に軽トラで真っ黒い顔を出してくれた 三方を塀で囲まれた40坪ほどの「樂園」は 現在 造園中である 家人は『白井晟一の眼』にあったという 金木犀をはじめ 白山吹など …

カーボンホイール 中核派議長とアマゾン労組 。。

意識なく YouTubeで Ferrari 488 pista タイヤ交換を眺めてしまった 車用「カーボンホイール」にこれまで無知だったので 全体をなんとなく面白く観てしまった マグネシウムホイールやアルミ鍛造ホイールが 安く感じるほど 高価でしかも傷つきやすいため 持ち…

高橋国光の訃報に接し 往時と今を広義に内観する

先週 河原温のことを調べていて偶然にも 先月なかばに 高橋国光が亡くなっていたことをイキナリ知った 60年前のかれは マイク ヘイルウッド ジム レッドマンと並ぶ 10歳 11歳 12歳 だった ぼくの重要なヒーローだった 本田宗一郎とともに二輪レース時代の英…

虚無の愉快 : きわめて私的な ON KAWARA 論

今年になって立て続けに三冊 河原温の本を手に入れてご機嫌である/笑。 一冊は昨年11月 Dia Art Foundation から 出たばかりの『Artists on On Kawara 』 やや小型だが「濃紺」を白文字で抜いて 河原を代表する作品 Today を否応なく連想させる造本 絶妙に「…

人間/人類中心主義からの脱却こそ 

去年7月 最期にここで書いたのは『備忘録としての購書記録 王澍/Wang Shu 』だった チューリッヒ版『WANG SHU IMAGINING THE HOUSE 』 物質として とても気に入り 今でも desk/老荘机から見える所に置いてある そういえば 今年のプリッカー賞は ブルキナファ…

彌生三月(冬枯れの)雑木林に降り積む湿雪を眺めつ 。。                    

とても久しぶりだけど書くのはやはり本のことです 先日 光村図書『福田平八郎 作品と素描』全二巻が届いた 1982年に95,000円で出た文字通りの圧巻圧冊が 輸送箱も付いたミント状態で6,000円を少し超える程度 消費税も送料も込みで この値段 さすがに注文を控…