2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

渺茫たる恍惚   日日ふたつ 。。

陋屋に 朋 ふたつあり 書帙に痴れ 独酌に揺れる 日々は渺茫たるかな いたるところ明日の青山 茅舎に座して 墳墓の蒼きを識る 今日 寿岳文章『ブレイク論集』届く 限定三百冊の内 第105番 非売品 昭和六年十二月二十日刊 編輯兼発行者は 京都市下鴨膳部町在住…

水無月のトートバッグ

隠遁または隠棲といっても良かったし幽居 あるいは逐電 出奔 ドロップアウト なんと呼ぼうとも 四〇歳を待たずして濁世から遁走した いわば世捨て人 そのような「まつろわぬ老荘ヒッピー」「天稟ビートニク」が いまさら国家社会と俗世間を論難するのも狂逸…