2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ふたつめの雑嚢  補遺として。

一九六九年八月 盛夏 大阪城公園「ハンパク(反戦のための万国博)」会場 大天幕の下 ごくごく近くに 京都大学文学部 助教授職を辞したばかりの 高橋和巳が 座っていた かれは その年に発売された 当時もっとも軽いタバコだった「セブンスター(ズ)」 落ち着かな…

クロッキー的 雑嚢 : 『永続敗戦論』 高橋たか子 ミルチャ・エリアーデ のことなど 。。。。

背嚢はバックパック で 雑嚢とは 頭陀袋や合切袋 あるいは バーキンの たぐい 英国人女優 J・バーキンが お襁褓を 入れやすいようにと 馬具工房だったエルメスが謹製したそうだから バーキンのバッグは 嬰児用の糞掃衣を容れる 馬頭観音ならぬフランス頭陀袋 …

春のひかりと 。。 志村ふくみ の色 Michel Couvreur のいろ

なぜか「縁あって」 そう 言挙げするほかない 玄妙かつしぜんな経緯から つかうあてなど ないまま 志村ふくみさんの帯締めが 陋屋に届き 光を浴びて ナカシマのおおきなテーブルに載っている しかも 二本 それぞれ桐箱に入って 蓋裏には 志村さんの署名と 色…