2002-10-07から1日間の記事一覧

『一色一生』天を染め地を織る。志村ふくみ

今から20年前 昭和五七年に求龍堂から出た 志村ふくみさんの最初の文章による著書 『一色一生』は 落ち着きと初々しさを併せ持った 名実ともに美しい本である。 講談社学藝文庫にも入っているが、 こういう美しい文章と深い内容を持つ本は 出来れば当初出版…

《竹林月夜》大和國安堵村と富本憲吉。

東京美術学校図案科在学中の22歳で ウィリアム・モリスの工藝思想や 当時の欧州建築を学ぶために英國留学した富本憲吉は ロンドンで知り合った高村光太郎の紹介で、帰国後バーナード・リーチと知り合い やがて陶芸に手を染めることになる。 28歳で青鞜の女流…