永世/永久のメリケンギャップ

「日本國米利堅合衆國和親條約」

《 第一條 日本と合衆國とは其人民永世不朽の和親を取結ひ場所人柄の差別無之事 》

                                   嘉永七年三月三日

                                   1854年3月31日

わたしたちは 

   ほとんどのことを誤解したまま 生きている

    たとえば 

 日本国メリケン合衆国和親条約以来

   一六〇年前から「不平等」そのものだった日米関係にしても

         あるいは

     薩長と土佐 その他 の粗暴下層武士による略取・強奪としか呼びようのない

        維新というより「明治劫掠」にしても

      あるいは

 二・二六事件に関しても 。 

  あのとき

 首謀者として銃殺刑に処せられた

   北一輝西田税への罪科は 明々白々な冤罪であり

     重要証拠とされた

関東戒厳司令部による「安藤大尉と北一輝の電話盗聴」録音盤は

    軍の謀略

       真っ赤な偽物だったことが 現在は立証されている

 しかし 

      私たちは 誤解と曲解 陰謀とプロパガンダを通説・正解として 生きている

         子どもから老人まで

     権力に都合の良い「誤解 風評」を種痘し 生涯感染させるのは 

       学校と教科書 新聞 テレビだった

          大本営発表を鵜呑みせず

             生きよう

               ☆

  松尾尊兊『大正デモクラシー期の政治と社会』を読んでいる

       「米騒動」への認識を改めている

           知らなかったことだらけだ。

《 「関東大震災憲兵隊一一憲兵曹長林兵一郎旧蔵文書について」(関東大震災八〇周年記念行事実行委員会編『世界史としての関東大震災』日本経済評論社、二〇〇四年は、関東大震災当時、東京憲兵隊の実働部隊であった麹町憲兵分隊所属の憲兵曹長林兵一郎の遺族の下に残された諸文書を紹介し、とくに有名な大杉栄一家の殺害が甘粕正彦の独断犯行ではなくて、憲兵司令官小泉六一少将により震災下に新しく設置された「臨時東京憲兵隊高等課」による組織犯罪であることを明らかにした。》  

                                  同書「はしがき」より

※ 西田税は広島陸軍幼年学校における「長州閥」の跋扈をハッキリと批判している

  恐らく西田は長州閥への怒りがなければ陸軍の軍籍を解かなかっただろう

 ぼくは残りの人生を 薩長三菱への真相探求と流布暴露 

        ( 言葉を正確に用いるなら )

    長州山口県と九州に始まる「犯罪」追求に費やそうかとさえ 思っている

       これほど不平等で腐敗した社会を詐欺的に維持してきた

           謀略とアンフェアの源 薩摩と長州 三菱閥

                 FUCK!!!