極東グノーシス / デクロワッサンス主義 温泉派 として 「 縮 退 」 を論ず / 笑。

拡大 あるいは 開放された意識にとって

温泉浴とは 

惑星内部から湧出しつづける「宇宙胎水」による コズミックなサーフィンである

  この ガイスト による静止した サーフィンは

  波と筋肉の サーフィンより はるかに高度な ものだ

無量の恩を浴みつつ

沈思黙考 談論風発 鷹揚自若

温泉ミネラル水を呑み 

発汗が 天然からのそれに置換されるころ

ひとつのセッションがおわる

斎戒沐浴 

温泉行は 日常に根づいた 霊魂および身体 の灑掃営為だ

石川淳は『夷齋筆談』の「面貌について」で 黄山谷のことばを引いて

士大夫 三日書を読まなければ 理義胸中にまじはらず、面貌にくむべく、ことばに味が無い 》

そう述べた

ぼくに云わせると 

《 人たるもの 三日泉浴せざれば 容貌どころか 霊性を喪う 》

さて

 デクロワッサンス 

フクシマを経た ぼくの感覚では 

もはや

「暮しを ちいさく」の七文字に尽きてしまう

これは 

 意識革命でもあるし 個人の生活と文化の革命でもあるだろう

 暮しをちいさく しなければ 霊性も死生観も 見うしなう 

厳しいことを いおうか

「職業に貴賎はない」は かなり 本当だ  悩むことはない

しかし

「魂には貴賤がある」「歴然とした貴賤がある」

(魂なき東電社畜や御用学者 政治家 官僚 新聞社 NHK 原子力村ゾンビたちには わかるまいが 、、、)

その怖ろしい歴史的真実 神秘的事実を 憶えておこう / 笑。

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十二月十七日から 

もう あらゆる TV番組を 見ないと きめた

新聞ガミとの悪縁を絶ってからは ゆうに一〇年以上が経っている

しずかな 自分たちだけの 時間が 流れはじめた 。。。

相変わらず 

新聞とTV 学校教育によってマインドコントロールされている 

情報弱者 情報愚者(たとえば『週刊朝日』etc. 愚劣で悪辣な週刊誌文化の信者)との

つきあい方には これから変化が出るだろう

それは 覚悟のうえ

          ☆   ☆    ☆  

六日 日曜夕刻 昨夏 露天風呂で知り合った広島の人が 白馬へスキーにいく途中寄ったと

四合瓶にはいったどぶろくと ピルスナータイプ自家製ビール中瓶二本を届けてくれた

彼は酒造好適米吟醸程度に精米してどぶろくを造る いわば自家醸造の達人である

最初は上澄み 次いで 少し振って濁らせて 最後に濃厚な澱の部分をと 呑み方も伝授してくれた

上澄みといっても市販の澄酒よりはるかに濃厚な黄金色。 年末年始用に三升用意した

福源酒造の『蔵出し無濾過原酒 純米吟醸 生貯』よりさらに「ゆらりとした」味わいがある

どこか『月の桂』のにごり酒や古酒、あるいは『菊姫』の大吟醸を想わせる風雅な濃さがある

濁り酒と古酒の復活を願っていた 坂口謹一郎博士なら悦んでくれるように想う、、、。

良き師を得て 塩麹 醤油麹 甘酒だけでなく 美味いどぶろくを造れる「正しい隠遁老人」になりたい

    そうだ これは 江戸時代の味にちかいのではないだろうか 、、、、。

コズミック サーフィンから帰っては 江戸期やそれ以前に思いを馳せる 隠棲の徳である / 笑。