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俗人 俗物 俗流 化 。。。蔓延する小市民感覚/Snobbism を太虚に嗤う。

 大藪春彦だったら

この事態を どう考え どう表現しただろうか

このところ ときおり大藪春彦のことを思う 

    きだみのる  大藪春彦  高橋悠治 

一見するとまったく脈絡のない 三人の名だが

生涯にわたって 小市民化 俗物化しなかった 稀有なタイプの 

反抗する 敗戦後日本人の系譜だ

(悠治氏は 健在で旺盛に俗流社会へ犀利な舌鋒を向けている、、)

表層的なトリックスター(e.g. 山形浩生)や 思いつきを生きる 

その場かぎりのチンピラ(e.g. 内田裕也)ではなく 

腐臭を放ち 形骸となった「偽市民社会」への真性 反抗的人間

先駆型として 

断腸亭こと永井荘吉 荷風の名を 挙げるべきかもしれない

それにしても

日本では ヒッキー 無産階級にいたる すべての階層で 小市民化/俗物化が進んでいる

グルメ ファッション スポーツ クルマ ジャズ クラシック 黴臭いヨーロッパ絵画 現金臭い現代美術 

散歩 スポーツ オフ会 映画 詩歌 伝承芸能 ご入学 旅行 歌舞伎 能楽 墓参 法事 婚活 離婚

デザイン セレクトショップ フィットネス 着物 写真 ヨガ ワイン タトゥー スイーツ 習い事 etc.  

                                あらゆる浅薄な趣味性の誇示

それは なぜか 問うまでもない

      不安なのだ 

    ただただ  不安なのだ 

自分が ホントは何も知らないことを 知悉しているから

(アメリカの暴力支配 多国籍企業の跋扈 化学物質 放射性物質 瓦礫 危険な食料 加速する人口爆発

こころが心底うすら寒いのは 肉体の消滅以上の 普遍に達する まっとうな死生観すら 持てなかったから

      理解できないフクシマ 考えたくないフクシマ  

あるいは

現在の世界人口 七〇億として 七〇〇〇〇〇〇〇〇〇人のひとり 

格好つけたい己 / myself は

呼吸 脈拍し 日々時々刻々に 

  屠畜飽食 飢餓寂滅する 七〇億の ウタカタの ひとつにすぎない 

これにまさる根源的な存在不安が 過去 人類にあっただろうか

つまり

ひたすら 不安感と恐怖感から 逃れるために 

わずかばかりの 趣味 知ってると思える領域に 

逃亡し 引き籠もりたいのだ

彼らはクルマを運転していても コンサートや美術展に 出かけようと

本質的には ヒッキー 亜種であるだろう

自らを中産階級と見なす 幻想が それに輪をかける

半端なひとたち よ

これからも 眠れぬ 夜をすごすが よい

夜はながい 

不健康な人間にとってだけ 夜はながい

苦難はながく 人生は短い

愚者は 肉に沈む 

ゼニカネ  金銭とは 経済とは 肉なのだ

ここは 地獄であって 遊園地では ない

ディスコティークでも ディズニーランドでも パチンコ屋でも ない 

修羅そのもの 煉獄そのもの あらゆる拷問がまつ 

歓迎されざる 難行苦行こそ 人生の本質なのだ

     荘子 いわく 唯道集虚。虚者心斎也。 

          「道は虚に集まる 虚とは心斎なり」