「安らかな」首吊り、あるいは魯鈍力。
松岡農林水産大臣が自らその死を望んだのは
多くの国民にとって さほど問題ではない。
ただ
議員宿舎の室内ドアで安直に首を吊るほど美意識も計画性もなく、
腹かッ裁くような胆力もなく
打算のみあって
これほど感情に走り自制心もない脆弱な匹夫を
食と森林水産資源を司る国務大臣つまり「おかとうみのうけのおとど/陸と海の食の大臣」にしていたことは
国家の食を危機に導く可能性と
近未来の国民を飢えさせかねなかった無能性を 銘記すべきだろう。
それよりなにより呆れたことには
きのう内閣総理大臣安倍晋三は慶応義塾大学病院で遺骸と対面したあと
TVカメラを前に「実にやすらかなお顔でした」と言ってのけた。
自らを殺すため首吊りした男が「安らか」ならば
死刑に処された者も
他者に殺された人間も「安らか」と言えることになる。
このそら惚けた呆れた言語感覚の五十男が
われらが国の最高責任者「美しい猿の国」の宰相なのだ/笑。
これは既に「鈍感力」などではない
天晴れなほどに脳天気な「魯鈍力」に外ならない。
この毀れ饐えきった我が邦の政治家の感覚と良識の水準には素晴らしいものがある。
例えば、
たまたま立ち読みしたある雑誌のグラビアを見ると、驚いたことに
この国の外務大臣は外務省の大臣執務室に
虎の威をさらに誇るべく
死んだ虎の皮ならぬ吉田茂の肖像と並べて
「臣 茂」は理解できるにしても
「革命家」の肖像はなんのためだろうか。
いちおう日本はアメリカの同盟国だったのではないのか。
公人中の公人たる外務大臣がアメリカに気配りをしなくてどうする/笑。
もともと緻密にはできていないセメント頭が
漫画の読み過ぎでさらに失調しているとしか
ぼくには思えない。。。orz.
いっそのことウサマ・ビン=ラディンのポートレイトも並べて飾って欲しい/笑。